いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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『マチネの終わりに』より
ギタリストとジャーナリストの甘く切ないラブロマンスを描いた平野啓一郎の『マチネの終わりに』より抜粋。知的な言葉の連なりに、アコースティックギターの硬質で艶のある音色が絡み合いながら物語は進む。互いに思…
立花大亀
大徳寺塔頭徳禅寺長老、立花大亀老師の言葉である。以前にも紹介したが、「あんたのおかげで物ばかりのいやな日本になってしまった。なんとかしてくれ」と松下幸之助に苦言を呈したことで、あの松下政経塾ができたこ…
道歌
道歌とは、道徳的な教えをわかりやすく歌に詠んだものである。道徳的というと、いかにも正しい道という感もいなめないではないが、この歌のように禅語をにおわせるものも数多くあって、知らず首を縦に振ってしまう。…
倉嶋厚
お天気キャスターであり気象エッセイストであった倉嶋厚氏の言葉である。某新聞で見つけた。背後から射し込む光が、前方の雨粒に反射する虹の原理を説いたときの言葉だそうだ。かの人は、数日前に虹の向こうの世界へ…
パブロ・ピカソ
その名を知らぬ者はいないだろう。現代アートの巨匠、パブロ・ピカソの言葉である。ジョルジュ・ブラックとともにキュビズムの創始者であり、作品は一目見ただけでピカソのものだとわかるほど独創的な個性を放つ。ピ…
キルケゴール
デンマークの哲学者、キルケゴールの言葉である。キルケゴールと言えば、実存主義の創始者、その先駆け的存在で知られている。観念論者であるヘーゲルへのアンチテーゼとして打ち立てた思想は、いくぶんネガティブ感…
うーにゃん先生
この言葉は古くからあり、特にうーにゃん先生が言ったわけではない。香りのコーディネーター・新井幸江さんが新たに立ち上げた「気和心」ショップサイトで始まった「うーにゃん先生流マインドフルネス」http:/…
岩崎弥太郎
三菱財閥の創業者、初代総帥の岩崎弥太郎の言である。海運事業を興し、巨万の富を得た弥太郎も、そこに至るまでには数々の辛苦を嘗めている。これは、そんな中で得た教訓として弥太郎自ら肝に銘じていたことなのだろ…
西成活裕
「万物は渋滞する」という持論を元に、「急がば回れ」を科学的に証明した「渋滞学」を確立、提唱した東京大学大学院工学系研究科教授の西成活裕氏の言葉である。西成氏は、交通、通信機関をはじめ、人間の身体、会社…
親鸞
浄土真宗の開祖、親鸞聖人がまだ若松麿だったころ。その幼名を捨て、9歳で得度したときに詠んだ歌である。幼くして父母を亡くした若松麿が出家を願い出、剃髪しようとしたそのとき、いたいけな姿を見守る周囲の一人…