いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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猪熊弦一郎
白地に赤で有名な三越の包装紙をデザインしたのがこの人。画家の猪熊弦一郎である。無類の猫好きで知られる彼は「いちどに1ダースの猫を飼っていた」といい、愛してやまない猫たちを作品のモチーフにすることも多か…
まど・みちお
「ぞ〜うさん、ぞ〜うさん、お〜はながながいのね…」でおなじみ、まど・みちお氏の名言である。童謡詩人のまどさんは、簡単な言葉で真理を語る天才だった。子供の目線は神のごとく、鋭い指摘をこれでもかと大人たち…
松原泰道
長生きしたければ僧を見倣えとは誰の言だったか。僧侶は往々にして長命であるというのは事実らしい。人生100年時代と言われる近年以前からすでに、僧侶たちの寿命は長かった。寝たきりになることも少なかったに違…
吉川英治
『宮本武蔵』で知られる作家の吉川英治が、その著書の中で記した言葉である。武蔵の言との説もあるそうだが、実際は、吉川氏が好んで使っていたという。この言葉を座右の銘とする人も多いと聞く。人は一人では生きて…
葛飾北斎
これが格言?とお思いの方、あなどるなかれ。知っている人は知っているはず、かの北斎が好んで使ったこの「師造化」という落款と、その名に秘めた熱き誓いを。葛飾北斎、30代後半から50代前半にかけて名乗って…
エピクテートス
エピクテトスとも呼ぶらしい。紀元前一、二世紀ごろのローマの哲人である。かのソクラテスにも影響を与えたという。某新聞でこの言葉に出会い、あたためる時間の必要性も感じなかったので取り上げてみた。編集委員の…
ビアス
紀元前六世紀プリエーヌに生まれたギリシャ七賢人の一人、ビアスの言葉だ。プリエーヌが敵に包囲されたとき、市民がそれぞれ財宝をもって逃げようとする中、ビアスひとり、何ももたずにこう言い放ったという。ビアス…
『ぼのぼの』より
ふたたび登場、ラッコのぼのぼのちゃん。漫画家いがらしみきおが描く4コマ漫画『ぼのぼの』で、疲れた頭をときどきリフレッシュする。動物たちの日常の、ほのぼのとした会話は哲学的で、癒やされるのに考えさせられ…
アラン
以前にも紹介したことがある。「世界三大幸福論」を提唱した一人、フランスの哲学者、アランの言葉をもうひとつ紹介しよう。どの言葉も紹介したいくらいだが、そこは著書『幸福論』から幸福の真髄を読み取ってほしい…
ハンス・セリエ
ストレス学説を唱えたカナダの生物学者、ハンス・セリエの言葉である。彼は、ストレスとは「外部からもたらされる歪み、あるいは歪みの原因」だと定義し、そのことによるさまざまな反応は有害物質から身を守るための…