いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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大阿闍梨 酒井雄哉
千日回峰行を2度満行した天台宗北嶺大行満大阿闍梨、酒井雄哉老師の言葉だ。千日回峰行とは、約7年かけて比叡山を1000日間、回峰巡拝するなど、自害も辞さないと言われる天台宗独特の荒行である。酒井老師は、…
ラブレー
フランス・ルネサンスを代表する作家であり医師のフランソワ・ラブレーの言葉を紹介。宮本輝の『流転の海』シリーズ、第5部「天の夜曲」のあとがきに引用されていた。小説の出来事がすべて実際にあったかどうかはあ…
前田昌道老師
大徳寺住職、前田昌道老師の言葉だ。茶事の出張料理人である半澤鶴子さんが、旅の道中で大徳寺を訪れ、老師に悩みを打ち明けたときに語られた言葉である。数年前にNHKで放送された「女ひとり70歳の茶事行脚」と…
『流転の海』より
ふたたび宮本輝の『流転の海』から。主人公、松坂熊吾のセリフである。破天荒なのに、どうしてこうも本質的な言葉ばかりが出るのか。いや、破天荒ゆえに酸いも甘いも、善も悪も知り尽くしているのだろう。熊吾のよう…
岡潔
ふたたび岡潔の言葉を紹介しよう。彼の本を開くと、宇宙に引き込まれるような感覚になる。数学者だからか、この世の真理をつかんだ言葉が多い。夜空にきらめく星々が言の葉になって散りばめられているようだ。むずか…
ソクラテス
古代ギリシャを代表する哲学者、ソクラテスの言葉を紹介しよう。彼自身は一文字たりとも活字として残していないのだが、弟子のプラトンによってその功績が残されたのは幸いだった。この言葉もプラトンの対話篇『ゴル…
ときには慣用句もいいんじゃない?ということで一句。先の大戦で指揮官らがこの言葉を引用したということで、ネガティブな意味で捉える人も多いそうだが、それはあまりに早計ではないかと思う。見たまま、言葉のまま…
小林秀雄
彼の言葉をあげればきりがない。小林秀雄である。昭和を代表する知識教養人であり批評家だっただけに、小林の弁はときに耳に痛い。しかし、おそらく、そういう人こそ情に厚く、思いやりに長けているような気がする。…
執行草舟
以前にも何度か紹介したことがある。知る人ぞ知る実業家の執行草舟氏の言葉をふたたび紹介しよう。あまりに激烈な言葉ゆえ、反感を買うこと承知のうえで取り上げた。「なんてことを!」と憤慨至極の人たちに、ちょっ…
坂村真民
「念ずれば花ひらく」で知られる坂村真民の言葉である。一遍上人の生き方に共感したという坂村は、一遍上人の生まれ故郷である愛媛県に移り住み、「たんぽぽ堂」と称する家で詩作に励んでいた。毎朝1時に起床し、近…