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地震のときになぜ大地が揺れるかではなく、普段なぜ大地が揺れないかを考えよ

三浦梅園

 江戸中期の自然哲学者、三浦梅園の言葉である。本職は医者であった。抽象的な概念を駆使した梅園の思想は、あまりに独創的すぎてほとんど理解されなかったという。中国哲学や日本史の専門家などがこぞって研究したというが、梅園の思想哲学はそのどれにも当てはまらず、研究者たちもお手上げだとか。難解だという著書『玄語』も気になる。
 
 仏教用語に因果応報という言葉がある。
 原因があるから結果があるということ。
 善行には良い結果が、悪行には悪い結果、というように。
 
 人は何か事が起こると、原因を探ろうとする。
 とりわけ悪い結果のときは、間違い探しをするかのように。
 こうなったのは、ああだったから、と。
 
 だが本当は、何も起こらないときの理由を考えたほうがいい。
 平生は何をしているのか、どんな状況なのか。
 なぜ状態は安定しているのかを考えると、見えてくるものがあるだろう。
 
 何事もないことは当たり前ではない。
 世の中に当たり前のことなどひとつもないのだ。
 
 何かが起こるという結果に原因があるように、何も起こらないという結果にも原因はある。
 なぜ平穏無事に過ごせているのか、なぜ心は安定しているのかと、何事もないときの原因を探ってみよう。
 
 なぜ仕事は順調なのか、なぜ人との関係は良好なのか、なぜ健康でいられるのか、なぜ朝がきて夜がくるのか・・・。
 家族がいて、仲間がいて、一人の時間も楽しくて。
 当たり前だと思っていることほど、真剣に理由を考えてみよう。
(180829 第398回)

 

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