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環境を守ろうとか、自然を守ろうなど、それは傲慢な考え方ではないでしょうか。私たち人間こそ自然の恩恵を受け、守られているのです

塚本こなみ

 女性初の樹木医として知られる、はままつフラワーパークの理事長、塚本こなみさんの言葉を紹介。かつて、あしかがフラワーパークの園長でもあった塚本さんは、樹齢140年もの大藤の移植をはじめ、数多くの樹木たちをその手で救ってきた。樹木たちの声を聞きながら。長年、古木や巨樹と向き合い、樹のメッセージを伝え続けてきた彼女はまさに、物言わぬ者たちの代弁者であろう。
 
「地球にやさしい」「環境保護」という言葉をよく耳にする。
 グリーンマークやエコマークなどが付いた日用品も多くなった。
 自然を守ろうとする動きは、今や特定の団体だけでなく、市民レベルにまで広がっている。
 
 一方で、森林伐採などの自然破壊は止まるところを知らない。
 森林が姿を消したあとを埋めるかのように、世界中のあちこちでビル群が林立している。
 命を育み潤す土壌の多くは、今や、命を奪う固いコンクリートへと様変わりしてしまった。
 
 守る者がいれば、壊す者がいる。
 それはきっと、永遠に止めることはできないだろう。
 破壊と再生は、これまでもずっと地球規模で繰り返されてきたのだから。
 
 だとしても、今の世の中は誰が見ても異様である。
 世界の変動、異常気象、自然災害・・・。
 どれをとっても、何かがおかしい。
 
 かつて、塚本こなみさんは、こんなことを言っていた。
「樹木を見ていると思うのですが、すべての樹木が健全であるわけじゃない。そういう現状を地球自身が感じ取り、不快に思ったときに何かが起こっているように思うのです。『ここがかゆいなぁ』とか『ここが痛いな』と地球が感じて、ブルブルっと体を震わせているみたいに」
 
 人間も体に異常を感じたらそこを何とかしようとするではないか。
 もしかすると、異常気象というのは地球の防御反応、自然治癒力の表れなのかもしれない、と。
 
 そして、今、これまで耐え続けてきた地球がもう耐えきれなくなり、世界中のあちこちでありえないような現象が起こっているのではないか、と言葉を継いだ。
 
 どんなに化学が進歩しようと、人間は、ただの葉っぱ一枚も作り出すことはできない。
 自然の一部である人間は、太古の時代から生き抜いてきた植物たちにはかなわない。
 ましてや、この地球にかなうわけもなく、これまでずっと守られて生きてきたのだし、これからも守ってもらわなければならないということを、忘れてはいけない。
(180720 第386回)

 

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