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教育の目的は「肉体と精神が持ちうる美と完璧さをあますところなく開花させること」である

プラトン

 賢人プラトンの言葉を紹介しよう。今やその偉大さにおいて知らぬ者はいないだろうから、古代ギリシャの哲学者でありソクラテスの弟子にしてアリストテレスの師であったというだけに留めておこう。やはり、偉人賢人の言葉は明晰である。

 

「しっかりした教育をするには、しっかりした“子育ち”ができていなければならない」

 と言ったのは、自然流育児を提唱した小児科医、真弓定夫氏。

 教育の前に「子育ち」が重要だと言うのだ。

 

「子育ち」とは「子育て」ではない。

 子が自然に育っていくことである。

 

 猫が猫のまま育ち、犬が犬のまま育っていくというように、人間以外の動物はその動物のままで一生を終える。

 ところが人間だけが、人としての当たり前のことを忘れているがために、本来の意味での人のままで一生を終えることが難しくなっていると真弓氏は嘆く。

 

 では、本来の人とはいかなるものか。

 それこそが、プラトンの言う「肉体と精神が持ちうる美と完璧さをあますところなく開花させた」人ではないか。

 

 生まれたての赤ん坊は産声によって肺に溜まったものを吐き出し、外気を吸い込んで呼吸を始め、母乳を飲む。

 すべては、この「出入りの法則」で成り立っている。

 

「人間ほど子育てをしている動物はいないと思います。それは、言い換えれば手をかけ過ぎているということです。子が何かを求める(出す)前に、親が先回りして与えている(入れる)ということなのでしょう」

 

 一無位真人(いちむいのしんじん)。

 誰もがみな人間としての本質をもっている。あるがままの自分。一人ひとりに与えられた天性。それは一人ひとり違うもの。

  差異の中の平等であり、平等の中の差異である。

 

 草木の成長に差異があるように、人の成長にもまた差異がある。

 一日24時間という平等な時間の中で、成長してゆく過程には差異がある。

 教育とは、この差異と平等の関係を説き、一人ひとりがその特性を生かせるよう導いていくことではないだろうか。

(180717 第385回)

 

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