日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】

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紺碧の将

私はいつも生徒です

ルーシー・リー

 本サイトのブログ「多樂スパイス」でも紹介した陶芸家ルーシー・リーの言葉。

 彼女は心から陶芸を楽しんだ。ユダヤ人として迫害され、故国を離れても笑みを絶やさなかったのは、好きな陶芸に打ち込めたからだろう。

 その心持ちは、そのまま作品に現れている。心が躍動しているのが伝わってくる作品ばかり。色の形もしがらみから解放されている。売ることや名声なども一顧だにせず、心の趣くままに作陶した。

 そんな彼女はこう語っていた。

「新しい作品は新たな出発。私はいつも生徒です」

 そう、多くの芸術家が自己模倣の罠にはまるなか、ルーシーはいつもピュアな〝生徒〟だったから、次々と新境地を開拓できた。学ぶことを楽しんでいたから、過去の自分に拘泥しなかったのだ。

 すべからくそうありたい。

(250929 第884回)

 

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https://www.compass-point.jp/book/konpeki.html

 

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