日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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答えは風の中に吹いている

ボブ・ディラン

 2016年にノーベル文学賞を受賞して話題になったボブ・ディラン。彼の代表作のひとつ『Blowin’ in the wind(風に吹かれて)』を、今現在、思い出す人も多いだろう。リリースされた1963年といえば、ヴェトナム戦争真っ只中、公民権運動も盛んな殺伐とした時代だった。あの時代の風の歌が、ふたたび聴こえてくるとは……。
 
 ボブ・ディランは歌う。
 
 How many roads must a man walk down

 Before you call him a man?

 How many seas must a white dove sail
 Before she sleeps in the sand?

 Yes, ‘n’ how many times must the cannon balls fly
 Before they’re forever banned?

 

 The answer, my friend, is blowin’ in the wind
 The answer is blowin’ in the wind
 

ーー 人はいくつの道を歩めば、人として認められるのだろうか 

   白い鳩はいくつの海を渡れば、砂浜で眠れるのだろう

   砲弾はどれほど放たれれば、永遠になくなるのか

 

   友よ、答えは風の中に吹いている
   答えは風に吹かれているんだ

 

 と。
 
 山が海になるまでの時間も、
 人が本当の自由を手に入れるまでの時間も、
 見て見ぬふりを繰り返す回数も、
 
 空を見るために顔を上げる数も、
 人々の泣き声を聞くために必要な耳も、
 死に満足するための死者の数も、
 
 すべての答えは、風の中にあるのだとボブ・ディランは歌う。
 いまという時の風の中に。
 
 耳をすますと、世界中を吹き抜ける風の中から、たくさんの小さな声が聞こえてくるような気がする。
 
「おかあさんの子なら
 どこの国でもいいよ」
 
 ある少女の愛の詩だ。

 

神谷真理子(本コラム執筆者)公式サイト「ma」

 

●「美しい日本のことば」連載中

 今回は「薄氷」を紹介。

あたたかな春の気配を感じながらも、肌に冷たい風が残る早春の朝、思いがけず氷の貼った面に出くわすことがあります。うっすらと下方を浮きあがらせて朝日にきらめく春の氷、「薄氷(うすらい)」です。続きは……。

●「日日是食日」連載中

(220327 第785回)

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