日々是食日 体と心が喜ぶ食の話
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Introduction

食べることは生きること。生きることは、心と体が感じて動くこと。体の声に耳をすませば、きっと応えてくれるはず。日常のなかにあふれる喜怒哀楽をスパイスに、心と体が喜ぶご飯を召し上がれ。(テキスト/神谷真理子)

Nichinichi-Kore-Shokujitsu Topics

2019.07.19
いつだったか。昭和天皇か平成上皇か忘れたが、鯛やマグロなどの魚の目玉まわりを好んで召し上がると、新聞で読んだことがある。「え?天皇も?」と、驚きつつもニヤリとした。「私と同じじゃない」なんて一庶民が偉そうに、少しばかり天皇と好みが似ていることに気分を良くしてふ
2019.07.01
「元気?」突然の母からの電話に肝を冷やした。何事かと尋ねると、特に用事はないという。出先から、時間の合間にふと思い立ってかけてきたそうだ。父の声もする。「元気やで。そっちは?」「こっちも、みんな元気や。この前荷物送ってから、ゆっくり話してなかったやろ。どうして
2019.06.20
梅の実が黄色く色づきはじめた。梅干し用にと買い置きしていた青梅である。去年はじめて作った梅干しがことのほか美味しかったので、今年も作ろうと思い、出始めのみずみずしい青梅を買って置いたのだ。梅酒用と梅シロップ用、梅干し用合わせて3キロの梅が、部屋の片隅で出番を待
2019.06.02
ふと思い立って「断捨離」を始めた。といって、大そうなものではない。毎日、最低ひとつは何かを捨てることを自分に課したのだ。もともとモノが捨てられない性分。ほおっておけば、どんどんモノが増えてしまう。中でも本は場所をとる。もの書きを始めてから急速に増えていった本は
2019.05.17
長芋をいただいた。7、80センチはあるだろうか。〝これぞ長芋!〟という立派な長芋、まるまる一本である。スーパーに売っているような、密封パックされた行儀よい姿ではない。土にまみれ、ヒゲは伸び放題。ごつごつとたくましく、ずしりと重い。大地の栄養がたっぷり詰まってい
2019.04.30
あちこちで草花がにぎわう陽春から初夏にかけて、いつもの道も様変わりして歩くのが楽しい。こんなところに空き地があったのかと、人知れず咲く草花を見てそのことを知り、ふらりと寄り道してしまう。蔓をのばし、赤紫の小さな花を風にゆらしながら群生するのはカラスノエンドウ。
2019.04.15
人の頭ふたつ分ほどもある漬物石を持ち上げようとしたその時である。腹に激痛が走った。ぱんぱんに膨れた臨月の腹を抱え込み、その場にしゃがみ込んだ。急ぎ運ばれた病院で、緊急の出産となった。幸い母子ともに無事とのこと。玉のような男の子が生まれた。45年以上前の、母の初
2019.04.01
「ばーちゃんのお味噌汁がのみたい」田舎に帰ると、きまって子供たちは祖母、つまり私の母親の味噌汁をのみたがる。たびたび訪れている姪たちにも母の味噌汁は好評らしい。父は、かれこれ50年近く、ほぼ毎日、母の味噌汁を堪能している。朝晩はもちろん、昼の弁当も味噌汁持参と

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