日々是食日 体と心が喜ぶ食の話
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Introduction

食べることは生きること。生きることは、心と体が感じて動くこと。体の声に耳をすませば、きっと応えてくれるはず。日常のなかにあふれる喜怒哀楽をスパイスに、心と体が喜ぶご飯を召し上がれ。(テキスト/神谷真理子)

Nichinichi-Kore-Shokujitsu Topics

2019.09.20
久しぶりにケーキを焼いた。といっても、お手軽なパウンドケーキである。限界値を超えそうなバナナが2本、部屋中に甘い香りを撒き散らして「いいかげん食べてくれ」と訴えていた。それならと、重い腰をあげて材料の準備に取りかかった。 小麦粉の代わりに米粉ときな粉とピーナッ
2019.09.04
昔、私の住む村には三軒の萬屋(よろずや)があった。今で言うコンビニである。中でもひときわ店内も広く、品数の多かった藤野商店、通称〝藤野さん〟が私のいきつけの店だった。 「おばちゃーん、コロッケひとつちょうだーい」「ああ、まりちゃん、おかえり。はいはい、コロッケ
2019.08.15
盆といえば、盆踊り。そして、バーベキュー。実家の夏の風物詩である。親族が集まる田舎の夏休みは、どこもそうたいして変わらないとは思うが、私の田舎では特に、この時期になると申し合わせたように家々から肉を焼いた狼煙が上がる。もくもくと香ばしい煙と子供たちの賑わう声が
2019.08.01
ここだけの話。実は私、いま恋をしています。通りすがりの恋ではありません。おそらくずっと昔から、密やかに恋心を抱いていたのだと思います。思い出すだけで胸はきゅんきゅんと騒がしく、はぁ〜…と吐息がもれてしまう。姿を見れば、心の臓はドドドドと早鐘を打ち、瞳はうるうる
2019.07.19
いつだったか。昭和天皇か平成上皇か忘れたが、鯛やマグロなどの魚の目玉まわりを好んで召し上がると、新聞で読んだことがある。「え?天皇も?」と、驚きつつもニヤリとした。「私と同じじゃない」なんて一庶民が偉そうに、少しばかり天皇と好みが似ていることに気分を良くしてふ
2019.07.01
「元気?」突然の母からの電話に肝を冷やした。何事かと尋ねると、特に用事はないという。出先から、時間の合間にふと思い立ってかけてきたそうだ。父の声もする。「元気やで。そっちは?」「こっちも、みんな元気や。この前荷物送ってから、ゆっくり話してなかったやろ。どうして
2019.06.20
梅の実が黄色く色づきはじめた。梅干し用にと買い置きしていた青梅である。去年はじめて作った梅干しがことのほか美味しかったので、今年も作ろうと思い、出始めのみずみずしい青梅を買って置いたのだ。梅酒用と梅シロップ用、梅干し用合わせて3キロの梅が、部屋の片隅で出番を待
2019.06.02
ふと思い立って「断捨離」を始めた。といって、大そうなものではない。毎日、最低ひとつは何かを捨てることを自分に課したのだ。もともとモノが捨てられない性分。ほおっておけば、どんどんモノが増えてしまう。中でも本は場所をとる。もの書きを始めてから急速に増えていった本は

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