日々是食日 体と心が喜ぶ食の話
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Introduction

食べることは生きること。生きることは、心と体が感じて動くこと。体の声に耳をすませば、きっと応えてくれるはず。日常のなかにあふれる喜怒哀楽をスパイスに、心と体が喜ぶご飯を召し上がれ。(テキスト/神谷真理子)

Nichinichi-Kore-Shokujitsu Topics

2019.11.15
祖母が死んだ。10月もあと数時間で終わるという頃だった。亡くなってから1時間ほど経って、父からのメールに気がついた。数日前に母から祖母の容態が急変したことを聞いていたし、その日の夕方に「今夜がヤマだろう」との報告を受けていたから、驚きはさほどなかった。しかし、
2019.11.01
この季節、街を歩いていると、ときどきあまい香りが鼻先をくすぐっていく。「おや?」と思った先には、かならずキンモクセイが緑の間からオレンジ色の顔をのぞかせている。――ああ、今年も会えたね。毎年、キンモクセイの香りに出くわすたびにそう思う。懐かしい記憶が蘇ってきて
2019.10.18
先日、見るともなしに見ていたとあるテレビ番組で、ナビゲーターの2人が興味深い話をしていた。水の話である。番組に寄せられた「一番おいしいと思う水は?」という質問に対し、1人が「朝一番の水」と答えていた。他にも食事中の水や、ある料理を食べた後の水などいろいろ意見が
2019.09.30
秋分もすぎ、肌にふれる空気もすっかり秋めいた夕暮れどき。以前から気になっていた武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスの一階に新設された「無印良品」の店に立ち寄った。キャンパス内にあるそこは若者の息吹がすがすがしく、他の店舗と違って工夫を凝らしたイベント空間が広がってお
2019.09.20
久しぶりにケーキを焼いた。といっても、お手軽なパウンドケーキである。限界値を超えそうなバナナが2本、部屋中に甘い香りを撒き散らして「いいかげん食べてくれ」と訴えていた。それならと、重い腰をあげて材料の準備に取りかかった。 小麦粉の代わりに米粉ときな粉とピーナッ
2019.09.04
昔、私の住む村には三軒の萬屋(よろずや)があった。今で言うコンビニである。中でもひときわ店内も広く、品数の多かった藤野商店、通称〝藤野さん〟が私のいきつけの店だった。 「おばちゃーん、コロッケひとつちょうだーい」「ああ、まりちゃん、おかえり。はいはい、コロッケ
2019.08.15
盆といえば、盆踊り。そして、バーベキュー。実家の夏の風物詩である。親族が集まる田舎の夏休みは、どこもそうたいして変わらないとは思うが、私の田舎では特に、この時期になると申し合わせたように家々から肉を焼いた狼煙が上がる。もくもくと香ばしい煙と子供たちの賑わう声が
2019.08.01
ここだけの話。実は私、いま恋をしています。通りすがりの恋ではありません。おそらくずっと昔から、密やかに恋心を抱いていたのだと思います。思い出すだけで胸はきゅんきゅんと騒がしく、はぁ〜…と吐息がもれてしまう。姿を見れば、心の臓はドドドドと早鐘を打ち、瞳はうるうる

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