日々是食日 体と心が喜ぶ食の話
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Introduction

食べることは生きること。生きることは、心と体が感じて動くこと。体の声に耳をすませば、きっと応えてくれるはず。日常のなかにあふれる喜怒哀楽をスパイスに、心と体が喜ぶご飯を召し上がれ。(テキスト/神谷真理子)

Nichinichi-Kore-Shokujitsu Topics

祖父と息子と〝とろろ飯〟
2019.05.17
長芋をいただいた。7、80センチはあるだろうか。〝これぞ長芋!〟という立派な長芋、まるまる一本である。スーパーに売っているような、密封パックされた行儀よい姿ではない。土にまみれ、ヒゲは伸び放題。ごつごつとたくましく、ずしりと重い。大地の栄養がたっぷり詰まっているのだろう。見るから
マメに生きのびた豆の遺伝子
2019.04.30
あちこちで草花がにぎわう陽春から初夏にかけて、いつもの道も様変わりして歩くのが楽しい。こんなところに空き地があったのかと、人知れず咲く草花を見てそのことを知り、ふらりと寄り道してしまう。蔓をのばし、赤紫の小さな花を風にゆらしながら群生するのはカラスノエンドウ。そばにはハルジオンや
香りなくして味はなし
2019.04.15
人の頭ふたつ分ほどもある漬物石を持ち上げようとしたその時である。腹に激痛が走った。ぱんぱんに膨れた臨月の腹を抱え込み、その場にしゃがみ込んだ。急ぎ運ばれた病院で、緊急の出産となった。幸い母子ともに無事とのこと。玉のような男の子が生まれた。45年以上前の、母の初めての出産体験である
記憶に眠る〝おふくろの味〟
2019.04.01
「ばーちゃんのお味噌汁がのみたい」田舎に帰ると、きまって子供たちは祖母、つまり私の母親の味噌汁をのみたがる。たびたび訪れている姪たちにも母の味噌汁は好評らしい。父は、かれこれ50年近く、ほぼ毎日、母の味噌汁を堪能している。朝晩はもちろん、昼の弁当も味噌汁持参ということが多い。以前
白いごはんの小悪魔的誘惑
2019.03.15
日本人のソウルフードと言えば、お米。炊きたての白いごはんは、最高級の牛肉も足元に及ばないくらい、贅沢な一品だと私は思っている。釜をあけた瞬間、もわっと吐き出すごはんの白い息の艶かしいこと。まるでマリリン・モンローの甘い吐息のようではないか。男性ならずともメロメロになってしまう。た

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