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さあ、気持ちを切り替えるのよ。今、目の前にあることをしなさい。「今」に気持ちを集中するの

『日日是好日』より

「毎日がよい日。」ベストセラーとなった森下典子さんの『日日是好日』から抜粋した。お茶の武田先生のセリフである。狭い茶室の空間で、大きな宇宙を味わう茶湯。そこには生命の根源に立ち返るような、「今」という時間だけが流れている。忘れそうになった時には、思い出したいセリフである。
 
「今」を生きているはずなのに、なぜか忘れがちになる「今」。
 ふと気づくと、心は「今」ではないどこかにいる。
 だから目の前に差し出されているものが不満だったり、否定的になったりする。
 見てみないフリをしても、その「今」は変わらないというのに。
 
 日日是好日。
「毎日がよい日」というのは、「良いことばかりの毎日」という意味ではない。
 空の天気も晴れの日もあれば雨の日もある。
 心も晴れたり曇ったりするのは当たり前。
 だから、
「雨の日は、雨を聴く」
「幸せな時は、その幸せを抱きしめて、100パーセントかみしめる」
「それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ」と、森下さんは言う。
 
 現実はひとつだけれど、それをどう受け取るかは人それぞれ。 
 差し出されている「今」を良しとするか否か。
 ものごとは自分しだい。
 
 誰かが「学ぶ」ことについて、こんなことを言っていた。
「何を教えてもらえるのか、ではなく、自分は何を学びとるのか。
 どう楽しませてもらうのか、ではなく、自分がどう楽しもうとするのか」
 学びの場の主役は「自分」なのだと。
 
 主役である自分が、自ら参加しないでどうする。
 何もしないで引き立ててもらえるのを待っていてどうする。
 期待するものを得られるか、それを取り入れて結果を出せるか、と考えている時点で他人軸になって振り回されているのではないか、と。
 
 自分の気持ちしだいで、どんな日も好日になる。
 日日是好日とは、自分軸で生きること。
 
「さあ、気持ちを切り替えるのよ。今、目の前にあることをしなさい。『今』に気持ちを集中するの」
 
「今」を抱きしめて、100パーセントかみしめる。
 それがきっと、今の自分にできる、あらんかぎりのことなのだ。 

 

神谷真理子(本コラム執筆者)公式サイト「ma」

 

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(210806 第737回)

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