2025年の記事
2025.03.01
11年ぶりに鋸山へ行った。今回は内房を巡った一環で行ったのだが、天気もよく、眼福三昧。軽い運動にもなり、体の細胞のすみずみが「気持ちいい!」と言っているのが聞こえてきた(かのようだ…
2025.02.23
20代のころ、スーザン・ソンタグに憧れ、スルメをしゃぶるようにして難解な著書を読んだ。とびきり美人のうえ頭脳明晰(シカゴ大学→ハーバード大学院→パリ大学。専門は哲学)、小説家・戯曲…
2025.02.22
この1ヶ月間、世の中にこれほど恥しらずな人がいたのかとうんざりしている。そう、あの人である。第一次政権のときは副大統領にマイク・ペンス氏を据えるなど、一定のバランス感覚があったが、…
2025.02.19
辛辣な言葉で世相に切り込む詩で知られる、戦後を代表する詩人のひとり。「わたしがいちばんきれいだったとき」、戦争に踏みにじられ、青春を失ったとの思いから、反骨の精神を生き生きとした言…
2025.02.15
深谷駅に降り立ち、後ろを振り返って驚いた。これは東京駅でないか!深谷と聞いてネギくらいしか思い浮かばなかったのは迂闊だった。こんな素晴らしい駅舎があったのに……。駅前には渋沢栄一が…
2025.02.10
元ソニーCEO・出井伸之さんの言葉。この言葉には含意がある。本は本来、読むためにあるもの。にもかかわらず、あえて買っておくだけでいいと言うからには、そこに込められた思いがある。出井…
2025.02.09
読書に関しても音楽や美術同様、雑食を旨としているが、客観的に自分の読書傾向を眺めると、日本の近代文学が異常に少ないことがわかる。おのずとこのコラムで取り上げた作品も少ない。泉鏡花の…
2025.02.08
前回のコラムの続きを。ここ半年ほどだが、自分の身体に対する感覚に変化がある。それはタイトルにも書いたように、「自分の身体であって、そうじゃないような」感覚。私は毎朝、1時間強、自分…
2025.02.08
――年の数ではなく、親友の数で自分の歳を数えよう。いい言葉だなあ。若い頃は友だちが多い。同じ年、地域に生まれたというだけで同じクラスに入り、そこそこ友だちになれる。しかし、歳を重ね…
2025.02.02
1月、宇都宮の多氣不動尊にお参りした。多氣不動尊については、このコラムでも「MY神サマ」というタイトルで書いている。とは言え、私は神頼みはしない。大晦日恒例の明治神宮参拝もそうだが…