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紺碧の将

2021年の記事

2021.02.05
ジム・モリソンは時間を超越している。世の中をも超越している。彼がつくった音楽は、時代が変わっても色褪せない。時代を相手にしていなかったのだから、当然といえば当然。1970年代はじめ…
2021.02.03
一粒の砂に世界を見出し、一輪の花に天を見出したのは、イギリスの詩人、ウィリアム・ブレイク。靴下商の三男として生まれた彼は、幼い頃から予兆的なヴィジョンを見ることが度々あったという。…
2021.02.01
娘の結婚式が京都で執り行われた。こういう状況下だから、披露パーティーは日をあらためてするようだが、まずは一区切りといったところ。拙著『父発、娘行き』にも書いたが、私たち親子はけっこ…
2021.01.31
村上春樹の最高傑作は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と信じて疑わないが、『ねじまき鳥クロニクル』もそれに準ずるくらい完成度が高い。〝得体のしれない〟小説だ。とにかく、…
2021.01.30
人間は考える力をもっている。それがほかの動物との大きなちがいであり、それゆえに科学的な進歩を遂げることができた。しかし、考える力は、〝よけいなこと〟を考えさせる力でもある。イギリス…
2021.01.29
一月も半ばを過ぎると、私はやっと年賀状の呪縛から解放された気分になる。それが年々神経質になってきているのは、年齢とともに面倒くさがりの性格が如実に表れ始めてきたのだろう。今年は一層…
2021.01.29
おそらく現代の知の巨人と言えるだろう。松岡正剛。編集者、実業家、著述家など、さまざまな顔をもつ。その軸にあるは日本の美。生家は京都の呉服屋というから、納得もいく。松岡氏の幅広い活動…
2021.01.29
1999年、『タイム』誌は「20世紀最高の歌」としてビリー・ホリデイの「奇妙な果実」を選んだ。ニューヨークの公立学校の教員ルイス・アレンが作ったこの曲を、どういうスタンスで聴けばい…
2021.01.25
村上春樹の小説『ねじまき鳥クロニクル』の第1部「泥棒かささぎ編」から抜粋した。失業中の主人公、岡田亨がひょんなことから知り合いになった近所に住む16歳の女の子、笠原メイと話していた…
2021.01.25
昔から、社会のなかで問題を起こすのは若者と相場が決まっていた。ところが、いつ頃からか、高齢男性、とりわけ団塊の世代の無作法ぶりが目立つようになった。クレーマーの大半がその世代だとい…

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