日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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Introduction

いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。それぞれの時代を懸命に生き、
一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。
“心の栄養”として、活用してください。(テキスト/神谷 真理子)

Maxim Topics

あらゆる支配を免れし完全なる自由は、他の人々による節度を有せし支配に少なからず劣るなり。
プラトン『法律』
「支配」という言葉の語感が良くないので、プラトンのいう「他の人々による〜支配」も決して心地よいものではないが、それでも「完全なる自由」よりはマシだ、という主張には筆者も与したい。そもそも完全なる自由など人間であるかぎりは存在しないのであるが、仮にそういうものがあるとすると、その世界はあらゆる「他」と
 
処世の道では習慣は格言に優る。習慣は生きた格言が本能となり、肉となったものである。
アンリ・フレデリック・アミエル
HPに格言集を載せておきながら、哲学者アミエルのこの言葉には大きく頷いてしまう。日々の生活を積み重ねるなかでこそ、知識も智恵も磨かれてゆく。それはやがて習慣化し、人格をつくりあげてゆく。格言は所詮、言葉の寄せ集めにすぎない。そこからいかに日々の実践へつなげるか。格言を生かすも殺すも、それ次第。(12
 
どんな人間だって、ある角度から見れば、そいつは主人公だ。
黒澤 明
世界の映画史に残る多くの傑作を残し、名だたる映画監督からの崇敬を一身に集める黒澤明。彼は自作30本のシナリオも手がけているが、そこには「真理の言葉」がきら星のごとく散りばめられている。格言の宝庫といっていい。黒澤の映画は見ても楽しめるし、脚本を読んでも楽しめる。この言葉は、黒澤がさまざまなテーマに取
 
人を相手とせず天を相手とせよ。天を相手として己を尽くし、人をとがめず、わが誠の足らざることを尋ぬべし。
西郷隆盛
人としてこの世に生まれた私たちだから、たいていは人を相手にしてその一生を終える。では西郷のいう「天」とは何だろうか。日本人ならば「お天道様」なのだろう。道、である。しかし我が身を振り返れば、「人をとがめず」とは難儀なことであるし、「わが誠の足らざることを尋ぬべし」とは頭ではわかっていても日々実践とな
 
民法出て忠孝亡ぶ。
穂積八束
明治の開国によって法整備が急務となった日本は、やむなく西洋の法律を翻訳したインスタントなシステムを受容した。だが西洋の徹底した自由主義、個人主義、合理主義を前提につくられた法律が、多少の修正を加えたところで日本の国柄に易々となじむものではない。この教訓は現代にもそのままあてはまる。合理主義的価値観を
 
真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし。
田中 正造
日本最初の公害と言われているのが、明治時代に起きた「足尾鉱毒事件」である。日光市の足尾銅山で行う採掘作業に伴って、周辺の山や川が荒れ、鉱毒を含んだ水に魚は死に、川が氾濫すれば農作物が全滅するという被害が多発する。これに対する抗議運動を展開したのが、下流にあたる佐野市出身の代議士・田中正造。国策である
 
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