いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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昭憲皇太后
明治天皇の皇后、昭憲皇后は、女子教育の新興や数々の社会事業に取り組まれ、多大な功績を残されたことで知られている。明治天皇同様、和歌にも親しまれ、その数約3万6千首にもおよぶ。この言葉は東京女子師範学校…
『王妃の館』より
最近、映画にもなった浅田次郎の『王妃の館』より。登場人物の一人、朝霧玲子の言葉である。世界中の観光客あこがれの最高級ホテル「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」を舞台にして、「ポジ(光)ツアー」と…
田口佳史
『孫子』の兵法書に次のような一文がある。「将、吾が計を聴きて之を用うれば、必ず勝たん」時間をかけて、さまざまなリスクを想定しながら準備をしていれば目標は達成できる、という意味だが、田口氏はこれを上記の…
『モンテ・クリスト伯』より
フランスの文豪アレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』より。モンテ・クリスト伯が残した最後の言葉。無実の罪で14年間孤島の牢獄に幽閉された主人公のエドモン・ダンテスは、脱獄の後、「モンテ・クリス…
吉田松陰
人は成長し続ける生き物だということはわかっていても、やろうとしない。しない、できない理由をあげればいくらでもある。若い頃と同じようにしようとするからできないだけであって、年相応、自分にあった方法をみつ…
ニーチェ
世の中には才能や運などに恵まれ、若いうちに成功を手にする人がいるが、彼らの多くは成功したことで周りにチヤホヤされることが当たり前になり、傲慢になってしまう。残念なことに、そういう人のその後の人生がうま…
河井寛次郎
陶芸家の河井寛次郎は、書や詩、随筆などの分野でも心に残る作品を数多く残している。「いま、ここ」という禅の言葉「而今」に通じる。「今」というこの時は、過去の結果であり、また、未来の原因でもある。過ぎ去っ…
出光佐三
「人間が資本」と言って人間中心の事業経営を生涯実践し続けた出光佐三は、「人間がしっかりしておれば、金は自然に集まる」「卒業証書を捨てよ」と従業員たちに言い聞かせたという。「学問や知識に囚われ、理論の奴…
トーマス・カーライル
英国の歴史家であり評論家のトーマス・カーライルはゲーテとの親交も深く、日本でも内村鑑三や新渡戸稲造、夏目漱石などに多大な影響を与えた。人は、物事がうまくいかないときなど、逆境に対しては反省もし、我が身…
国友一貫斎藤兵衛
山本兼一の遺作とも言える『夢をまことに』は、鉄鍛冶職人・国友一貫斎藤兵衛を描いたもの。どうすれば人の役に立つ物を作ることができるのかと問い続け、作り続けた江戸後期の職人の口癖。標題の言葉に続き、一貫斎…