いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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W・H・オーデン
アメリカに帰化したイギリスの詩人、W・H・オーデンの詩の一節である。村上春樹が翻訳した『恋しくて』の中の短篇「愛し合う二人に代わって」に出てくる。社会問題を扱い、「30年代詩人」としてブームを巻き起こ…
佐野洋子
ヨーコさんの登場である。辛口なトークが小気味よく、絵本はもとより、彼女のエッセイファンは多い。辛辣な言葉の中にも愛を感じさせるのは、彼女自身が愛の塊だからか…。そんなことを言ったら、あの世から石を投げ…
中田宏
以前にも紹介した、前横浜市長の中田宏氏の言葉をまたもうひとつ。著書『中田主義』には中田氏のフィロソフィーがぎっしり詰まっている。当たり前のことを当たり前として終わらせるのではなく、じっくりと考察し、自…
マザー・テレサ
ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサの言葉だ。生涯を救済活動にささげ、万人に尊厳ある死を与えたいと路上生活者たちの看取りの場として開設された「死を待つ人の家」には、マザーの精神に少しでも触れたいと、…
リディア・シモン
ルーマニアのマラソン選手でオリンピック銀メダリストのリディア・シモンの言葉である。村上春樹の著書『走ることについて語るときに僕の語ること』に書いてあった。彼女がマラソン中に繰り返して唱えている言葉だそ…
カール・ヒルティ
カール・ヒルティの『幸福論』から。幸福は仕事からしか得られないと説くヒルティは、仕事の充実こそが幸せの源泉であり、最大の不幸は仕事のない生活であり、生涯の終わりにその実りを見ることのない生活だと説いて…
石川啄木
明治の歌人、石川啄木の『一握の砂』より抜粋した。啄木については今さら説明するまでもない。あまりにも有名な歌集ゆえ、知っている人も多いだろう。この歌を目にしたときは大きく頷いてしまった。誰でも一度や二度…
齋藤史
陸軍軍人で歌人だった齋藤瀏の娘で、同じく歌人の齋藤史の歌である。二・二六事件で反乱軍を援助したとして禁固5年の刑に服した父の背を見つめながら、激動の時代を生き抜いた齋藤史。我が身の運命とまっすぐに対峙…
『モンテ・クリスト伯』より
たびたび取り上げているアレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』より抜粋。またかと思うだろうが、ネタが尽きているわけではないのでご安心を。この一節は、物語の最後の最後。モンテ・クリスト伯ならぬエド…
『水曜の朝、午前三時』より
蓮見圭一の小説『水曜の朝、午前三時』より抜粋。このタイトルに見覚えのある、いや、聞き覚えのある人は多いだろう。そう、1960年代を代表するミュージシャン、サイモン&ガーファンクルのデビューアルバムのタ…