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誰もが得ている一般的な情報や、自分の心や耳に心地よいだけの情報は、ジャンクフードみたいなもので、口当たりは良くても、後に何も残りません

瀬木比呂志

 法学者であり裁判官の瀬木比呂志氏の言葉。3年前に出版された『リベラルアーツの学び方』から抜粋した。

 時代が大きく変わろうとしている今、求められるのは個の力、独自性である。個の力をつける最強の学びがリベラルアーツ。お堅い肩書きに似合わず、ロックやジャズ、クラシックなどの音楽はもちろん、映画や文学、美術などジャンルを問わない教養を身につけたリベアルアーツの塊のような瀬木氏。これからの時代は、こういう人が求められるのだろう。
 
 視覚や味覚というのは、五感の中で一番、頼りなく騙されやすい器官なのではないかと思う。
 人は見てくれが良いものを好むし、刺激的なものにもっぱら弱い。
 味で言えば、甘味と辛味、というところだろうか。
 注意すべきは、甘味も辛味も限度を超えると麻痺するということ。
 もっと甘く、もっと辛いものが欲しくなるのだ。

 

 くるくると移り変わる情報は、甘く、時に辛い刺激的なものが多い。
 そう考えると、情報化社会と言われる現代は、人も社会も感覚が麻痺しているのではないかと思う。
 感覚が麻痺した状態では、本当に自分が必要なものを取り入れることはむずかしい。
 
 本来、人間は甘い、辛い、酸い、苦い、塩辛いという五味を感じるようにできている。
 体を健康な状態に保つためには、今、何が必要で何が必要でないかを味覚で判断できるように。
 動物を見ればわかるだろう。
 彼らは、必要なものを必要なだけ取り入れているではないか。
 
 独自性を求めるなら、一度、ジャンキーな情報を絶ってみるといい。情報断食をするのだ。
 そうすれば、自分にとって本当に必要な情報が何かがわかるはずだし、食わず嫌いだったこともわかるかもしれない。
 正常な感覚が戻ってくれば、自然体で生きる、オリジナルな自分になれるはず。
(180702 第380回)

 

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