2025年の記事
2025.04.05
「求めよ、さらば与えられん」、これは真理のひとつである。求めていない人に与えられることはない。どんなにいいチャンス、いい助言があっても、それを求めていなければただ目の前を通り過ぎて…
2025.03.29
関東圏のなかで、群馬県にはあまり馴染みがなかった。いままでに行ったところは谷川岳と赤城山への登山、尾瀬、富岡製糸場くらいか。これではいかんと(なにがいけないのか根拠はないが)、高崎…
2025.03.28
皇后美智子様(現上皇皇后)の御歌集『セオト――せせらぎの歌』のフランス語訳者による著作。巻末に『セオト――せせらぎの歌』に収められている53首の原詩と仏訳、注釈が掲載されているが、…
2025.03.25
岡本太郎は放言癖のある人だった。半分以上はまじめに受け取る必要のない言葉といえるが、しばしば無視できない言葉に出くわす。掲出の言葉もそうだろう。現代は、「面と向かったら、なるべく本…
2025.03.22
よくもまあ〜と呆れることが続いた2ヶ月間だった。昨年夏、トランプ支持者の友人と話をしたとき、私は「トランプが大統領になったらかならず関税を引き上げ、世界恐慌を誘発する。それは第二次…
2025.03.15
前回に続き、美術館ネタを。ひとつは長い間、改修工事で閉館していた荏原畠山美術館の「琳派から近代洋画へ数寄者と芸術パトロン」展、もうひとつは栃木県立美術館で開催されている「勝城蒼鳳よ…
2025.03.13
20代のある時期、三島の純文学にシビレた。しかし、非の打ち所のない(ほぼ)完璧な文章がだんだん鼻につくようになった。とはいえ『美しい星』は、三島らしい美意識が昇華した作品でありなが…
2025.03.09
ニューヨークを拠点に活躍する日本画家・千住博著『美は時を超える』から。「美」とはなにか、と考えることがある。美の概念はきわめて曖昧で、個々人の感性によっても著しく変わる。袋小路に陥…
2025.03.08
神戸へ行ったついでに小磯記念美術館と京都の京セラ美術館へ行った。遠い近いにかかわらず、どこかへ行ったら「本物の美」に触れることを習わしにしている。小磯記念美術館は神戸港を埋め立てた…
2025.03.02
答えないこともひとつの答えであるということわざが西洋にもあったことに驚かされる。おそらくヨーロッパに限ってのことだと思うが、沈黙・黙秘がひとつの手段として認められていたということだ…