日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
ホーム > 日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】

偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

洋の東西を問わず、真理は哲学にあり。
井上円了
哲学者でありながら妖怪学研究でも知られた井上円了。万物の不変の原理を解明することを哲学と捉えた円了にとっては、妖怪という不可視でなにやら怪しげなものの世界は、自らの思索を深めるにはうってつけの世界であった。物事のうわべだけをなぞり、深い思考に沈潜する時間を忘れた現代人。無為徒食に堕することへのおそれを思えば、時々は立ち止まり、自分なりの哲学というものを考えていきたいものだ。(130205第52回)…続きを読む
 
可能は不可能に尋ねた。「君の住所はどこ?」不可能は答えた。「無気力者の夢の中です」
ラビンドラナート・タゴール
アジア人として初のノーベル賞となるノーベル文学賞を受賞した、インドの詩人タゴール。来日した際は、親交のあった岡倉天心の墓を訪れ、天心ゆかりの六角堂で詩を読むなど大の親日家でも知られた。タゴールはガンジーの活動を率先して支援するなど平和主義者だったが、日本が自主防衛のための軍事力を保有することは肯定した。自らの力で人生を生き抜くことでこの世界は愛すべきものになると考え、詩作には力強い言葉が並ぶ。どこだったか、人間の眠りを「小さな死」と表現する国がある。無気力のなかに漂うとき、人は眠っているも同然だとすれば、そこに横たわっているのはまさに「死」。無気力は、あらゆる可能性を滅する「死」も同然なのである。 (130201第51回)…続きを読む
 
おかしな形はおかしな形なりに均衡があって、それがみんなにとってしあわせな形ということも、あるんじゃないかなあ。
向田邦子
『父の詫び状』『思い出トランプ』など、市井の人々の心の機微を軽妙な筆致でつづった作品で国民的な人気を得た作家・向田邦子。その文章や言行、風貌、生活スタイルにあらわれるのは、「平凡な女のしあわせ」を追い求める、自立した、それでいてどこかさびしげな女の姿だった。長く情を交わした恋人はいたが、結婚は選択せず、たくさんの愛猫とともに暮らした。飛行機事故で51歳で急逝した後も、その魅力は年を追うごとにいやましていき、彼女を「理想の女性」として信奉する男衆は今も後を絶たない。たとえばパズルのピースのように、人間が持つ個性はてんでバラバラ。でも、かならずぴたりとくる組み合わせがある。美しく形を整えた人間ばかりの社会では、ほんとうのしあわせは生まれないのかもしれない。(130121第50…続きを読む
 
人生はどこまでも生かされる人生であっちゃいけない。生きる人生でなきゃいけない。
中村天風
百年以上も前に、日本で初めてヨガ行者となった中村天風。肉体と精神を統一させる達人の言葉には含蓄が有る。ご先祖様の存在によって今の自分があるという意味では、万人誰しも「生かされている」ということは自明である。中村の言う「生かされる」はそういう意味ではなく、自分以外の他の存在に依存するという、己を失うような生き方をしてはいけないということだ。やむを得ない理由もないのに生活保護を受給するような生き方はその典型だろう。まずは自分の足で大地を踏みしめ、しっかりと歩いて行こう。(1310111第49回)…続きを読む
 
あらゆる支配を免れし完全なる自由は、他の人々による節度を有せし支配に少なからず劣るなり。
プラトン『法律』
「支配」という言葉の語感が良くないので、プラトンのいう「他の人々による〜支配」も決して心地よいものではないが、それでも「完全なる自由」よりはマシだ、という主張には筆者も与したい。そもそも完全なる自由など人間であるかぎりは存在しないのであるが、仮にそういうものがあるとすると、その世界はあらゆる「他」との交わりが存在しない世界だけである。想像しただけで身の毛のよだつ世界だ。時に人間を没落させる自由への「幻想」や「あこがれ」は、自由の「過大評価」によって生じる。ではそれを避けるにはどうすればよいのか。「自由とは、他者からの制約を受けない状態である」というような他者関係的な定義をやめて、「自由とは、自己を無限に解放させるためのエネルギー源である」という塩梅に、自己完結的に定義する…続きを読む
 
Recommend Contents
このページのトップへ