日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

偽りの自分を愛されるより、ありのままの自分を憎まれる方がましだ。
アンドレ・ジッド
個性を重んずるフランス人であり、かつ背徳的な作風で知られるジッド。引用の名言はいかにも彼らしい言葉だ。「愛されたい」とは多義的な言葉であって、必ずしも恋愛にまつわる話に限らないが、多かれ少なかれ、人は、「誰かに愛されたい」という願望を抱きながら生きている。そして「愛されたい」と思う特定の相手がいる場合、人は、ほとんど常にと言ってよいくらい「偽りの自分」=「意中の人が気に入るであろう自分」をあれこれ妄想し、演じてしまうものだ。だが、偽りの自分を演じて得られる愛は、所詮偽りのもの。そこにあるのは「依存」だからだ。仮面を脱ぎ捨て、虚言を遠ざけ、己の足で大地を踏みしめて歩く姿を見せた結果、嫌われ、憎まれたのだとしたら、その意中の人は、人生の貴重な時間を共有する同士ではなかったとい…続きを読む
 
この日光、この雲のない青空があり、生きてこれを眺めている間、わたしは不幸ではないと心の中で思いました。
アンネ・フランク
ナチスによるユダヤ人狩りから身を隠すため、2年間の「隠れ家生活」をしていたアンネ・フランクは、のちに『アンネの日記』として世界的大ベストセラーとなる日記のなかで、自身の心情を淡々と書きつづっている。引用文はその一節。たまに東京に出てみると、街の至るところで、いの一番に目に付くことがある。立ち止まっているときも、歩いているときも、とにかく下ばかり向いている人が多すぎるのである。その手が握りしめているのは、スマホ、携帯、ipod・・・。人間は、地球の上で活かされている。頭上には輝く太陽がある。とりわけ大都市に暮らす人々は、もうずいぶん前から、そういうことを気に留めない生活に慣れきってしまった。一日いっぺんくらい、空を仰ぎ見よう。雨や雪が降ったときだけじゃなくて。朝起きたとき、…続きを読む
 
世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、目で見たり手で触れたりすることはできません。それは、心で感じなければならないのです。
ヘレン・ケラー
通常のルートを辿るのであれば、目や耳や鼻や舌や肌を使って得た情報を、人間はまず脳に送る。そして、過去の経験や知識、時には自分の嗜好をも動員して、その情報が「美しいか美しくないか」「素晴らしいか素晴らしくないか」を選り分けている。だが、ごくまれに、そういうルートを辿らずに、美しい(美しくない)、素晴らしい(素晴らしくない)と直覚することがある。もちろんそういった場合でも、対象に関する情報が脳を通過していることには違いないのだが、知性をもって良し悪しを判断することがとても陳腐に思えて、思考を放棄してしまうのだ。ヘレン・ケラーのいう「心で感じる」という状態をあえて説明するなら、そういう現象だと思う。横山大観も似たようなことを言っている。「良い絵とは、ああっと言うだけで、ものが言…続きを読む
 
よう「この目でみた」と確かそうに言いよるが、その目がアヤシイんじゃ。凡夫の目じゃないか。
沢木興道
只管打坐の実践者として大勢の迷える人々を導いた沢木興道老師。その口と手がつむぎ出す言葉は、いちいち心に突き刺さる名言揃いで、とても一つに絞ることはできない。老師は、常に「人間へのあきらめ」を帯同して生きていた。それは、老師自身が座禅を通じて「悟り」を開いていたからではない。「座禅することの良し悪しを論ずるは愚か。座禅するときはただ座禅せい」と説く老師にとって、どこまでいってもダメな人間(自分)から離れることのできる唯一の術が座禅であった。座禅を常習とせずとも、「座禅の思考」を身につけておくことはできる。この目、この耳、この心。我の所有する感覚、感性など、まこと取るに足らないものなのだという「あきらめ」をもって人生を見渡すことである。さすれば「謙虚」と「誠実」というお土産く…続きを読む
 
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
イチロー
イチローこと鈴木一朗。馬鹿親の見栄と自己満足でママゴトのような名前をつけられた不幸な子どもが続出する現代において、イチローの活躍が示唆するものは大きい。平凡な姓名でありながら、いや平凡な姓名であるがゆえに、かえってその偉業がクローズアップされることになったイチローの存在は、全国の鈴木さんと一朗さんに少なからぬ誇りをもたらしたに違いない。イチローの凄みは、環境の変化に一切動じないことにある。日本だろうが大リーグだろうがやることは不変。素振りとスローイングとストレッチという基礎の基礎を徹底して繰り返す日々。少年野球のころからの変わらぬ日課が、完全なバットコントロールと選球眼、そして加齢をものともしない類い希な運動能力を彼にもたらした。誰にでもできる簡単で小さなことの積み重ねが…続きを読む
 
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