多樂スパイス
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What's TarakuSpice?

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

Blog TarakuSpice

大久保公の墓参りをす
2017.07.17
 このくそ暑いさなか、青山霊園にある大久保利通公の墓参りをした。ちょうど今、執筆している原稿に大久保のことをたくさん書いているからだ。一度、挨拶をしておかねば、ということで、炎天下歩いて行ったのである。 広大な霊園のなか、さすがは大久保公、ひときわ広いスペースをとっている。周りには、奥さんをはじめ、家族の墓がたくさん並んでいた。奥さんの墓は「大久保公令夫人の墓」と墓碑に刻まれていたが、はたしてどっちの奥さんなのだろう? 鹿児島の本妻か、東京の愛妾か。ま、そんなことはどうでもよろしい。  太陽が真上に昇っていたた…続きを読む
 
支持率なんか気にしないで
2017.07.13
拝啓 安倍総理殿まだ正式に梅雨明け宣言が出されていないにもかかわらず、連日暑い日が続きます。 まずは暑中お見舞い申し上げます。 このところの支持率急落には心を痛めていると思いますが、あまり気にしないようお願いいたします。  まだ30%以上もあります。これだけ長く政権が続いて、いまだに30%以上も支持があるだけでも上出来です。頻繁に出される支持率をいちいち気にしているようでは、政治家として本物じゃないと言ったら言いすぎでしょうか。  もちろん、国民に主権があるわけですから、ある程度、支持率を気にするのは当然ですが…続きを読む
 
牛を殺してなにが楽しい?
2017.07.09
 今年の誕生日にもらった『ヘミングウェイ全短編』を少しずつ読んでいる。「世界初の完璧な短編全集。待望の日本語永久保存版」と帯に銘打っているように、未発表を含めたすべての短編が収められたもので、豪華な化粧ケースに入っている。デザインも秀逸。持っているだけで嬉しくなる。 いままでにヘミングウェイの短編は何度読んだことだろう。簡潔な文体で、ストーリー性がほとんどないものが多いので、若い頃は魅力的とは思わなかった。しかし、いつしか、キリリと引き締まった文体と格闘することが快感となった。  釣り、狩猟、闘牛、戦争、ボクシ…続きを読む
 
東京駅創建当時のレンガを使った、美しいギャラリー
2017.07.05
 前回、東京ステーションギャラリーで開催されている「不染鉄展」について書いたが、今回は東京ステーションギャラリーについて。 全国いたるところに美術館があるが、だいたいは似たり寄ったり。その土地の歴史を感じさせるとか、独自のコンセプトを反映したものなどはかなり少数だ。  その点、東京ステーションギャラリーは光彩を放っている。  東京駅ができたのは、1914(大正3)年、かの辰野金吾による設計だ。東京駅は日本の鉄道の上りと下りの基点となり、いわゆる0キロポストが設置されている中央駅である。  その後、戦災に遭い、ド…続きを読む
 
透徹した目─不染鉄
2017.07.01
 「不染鉄? なんだこりゃ?」 東京ステーションギャラリーからレセプションの案内が届いたとき、妙な3文字に惹かれた。「没後40年 幻の画家」とサブタイトルが銘打ってあるので、画家の名前なのだろう。どこで区切って読んでいいのか、はたまた3文字セットで雅号なのか、判断に苦しんだ。正解は、「不染」が姓で「鉄」が名前である。僧侶の出とある。なるほど。  明治から昭和まで生き抜いた人だが、不思議な経歴だ。20代はじめ、早くも日本芸術院研究員となり、スケッチ旅行で訪れた伊豆大島が肌に合ったのか、そこに住みついて漁師同然の生…続きを読む
 
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