日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

君看双眼色、不語似無憂

白隠禅師

「千峯雨霽露光冷(せんぽうあめはれて、ろこうすさまじ)」という大燈国師の句に、白隠禅師が偈をつけた。それが、これだ。

「君看双眼色、不語似無憂(きみみよそうがんのいろ、かたらざればうれいなきににたり)」

 良寛上人が書にしたためるほど愛した句としても知られている。

 

「その目を見てごらんなさい。何も言わなければ憂いなど無いようにみえるだろう」

 語らないのではない。語れないほどの深い悲しみがあるからこそ、その瞳は澄みわたり光り輝いているのだ。それは、悲しみの涙を流したあとの輝きである。

 

 人はみな、大なり小なり悲しみを抱えて生きている。その悲しみが大きければ大きいほど人には語れず、じっとひとり堪え忍ぶことになる。そういう人は強くて優しい。人の痛みがわかるから。

 

 ちなみに、上の句は「見渡す限りの山々の草木に、雨上がりの露が光り輝いている」というような意味になる。

 それにつづく句であるから、ほんとうは、白隠禅師は禅の世界を表したにちがいない。

 この大自然のありようを。

 風が吹こうが雨が降ろうが、切り倒されようが踏みにじられようが、自然はなにも言わず、すべてを受け入れている。

 その姿は強く、たくましく、美しい。

 

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