多樂スパイス
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What's TarakuSpice?

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

Blog TarakuSpice

沖縄の風景の妙
2017.04.12
 前回に続いて沖縄ネタを。 世界遺産という冠に惹かれて、今帰仁城趾に行った。今帰仁と書いて「なきじん」と読む。沖縄の歴史について詳しくはないが、1400年代、当時の三大勢力が争ったグスク時代の遺跡らしい。  高台にあり、自然の要塞であることは本土のそれと変わりないが、やはり造りはおおらかである。もちろん、戦うための城なのだから、おおらかな気持ちで造ったわけではないだろうが、どうしてもそう見えてしまう。  スケールが大がかりでもない。姫路城など、歩いて見るだけでもけっこうな時間がかかるが、この城は散策気分で全容を…続きを読む
 
ほんとうの沖縄を見よう
2017.04.08
 取材のため、沖縄へ行って来た。 今回も痛感した。沖縄の美しい自然は、神様の恵みだと。空港近くからレンタカーで移動したが、海岸線の道路を走っているだけで、えもいわれぬ気分になった。寒くもなく暑くもなく(この時期だからだろうけど)、海を渉ってくる風のなんと心地よいことか。薄着でホテルのベランダに座り、海原を眺めながら音楽を聴いたり、本を読んだりするだけで満足なのだ。このまま沖縄にいたら、人が変わってしまうかもと思った。  一方、今回も強烈な危機感を覚えた。とにかくどこへ行っても中国人だ。観光客だけならまだしも、共…続きを読む
 
あれから30年、このあと42年
2017.04.02
 あれから30年も過ぎたのだと思うと、感慨深いものがある。「いろいろな会社に入ったけど、どこもしっくりこない。やはり自分は組織に向いていない。こうなったらやぶれかぶれで事業を興す以外にない」  やぶれかぶれだったかどうかわからないが、起業する以外に生きる道はないと思ったことはたしかだ。なにしろ、どの会社でも「使えないヤツ」だったから。  広告の企画・制作は自分の適性に合っていると思った。アーティスティックな感性とアイデア力を問われるが、あとはほんの少しの営業力があればいい。美術やデザインを専門的に学んだわけでも…続きを読む
 
桜、サクラ、さくら
2017.03.29
 いよいよ春到来。 春在一枝中(春は一枝中にあり)。いまかいまかと気配を窺っている植物たちは、わずかに感じ取れる春の兆しに反応する。その感知能力はみごとなものである。便利になり過ぎて、鈍感になってしまったわれわれ人間には及びもつかない能力である。  4月という月は、私にとって重要な月だ。この世に誕生したのは58年前の4月であり、事業を興したのは30年前の4月である。家族をはじめ関わりの深い人も4月生まれが多い。愛猫・海(うーにゃん)が生まれたのも18年前の4月だ(おそらく)。愛車がやってきたのは10年前の4月、…続きを読む
 
文章は生き物
2017.03.25
 時を経て、なお生きているものがある。 文章もそうだろう。  例えば、いま、モーパッサンの短編集を読んでいるが、「二人の友」を読むと、普仏戦争当時、プロシア軍に包囲されている状況下、久々に出会った釣り仲間とパリ郊外へ釣りに出かけ、そこでスパイと疑われて捕縛される二人の男の心情が手に取るようにわかる。〝頭のてっぺんから足の爪先までぶるぶる震えながら〟死を待つ心境がわかるような気がするのだ。19世紀に書かれた文章が、いまなお輝きを失っていない。  そういうものの積み重ねが人類の財産となっているのだろう。 偉大な先達…続きを読む
 
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