多樂スパイス
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What's TarakuSpice?

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

Blog TarakuSpice

夢をもち続けた男がつくった夢空間
2018.03.14
 こんな素敵な人がいたのか! 最近まで、まったく知らなかった。原信太郎(はら・のぶたろう)が作った鉄道模型を展示している「原鉄道模型博物館」に行って、度肝を抜かれた。同館は横浜駅にほど近い、日産自動車グローバル本社に隣接したビルのなかにある。 私は特別、鉄道ファンではないが、ここにある巨大なジオラマを見ているだけで日が暮れてしまいそうだ。なにしろ多くの列車が、本物さながらの音を響かせ、走っている。 レールと車輪には鉄が使われていて、ゴトンゴトンという音はリアリティーがある。思わず、ドヴォルザークの「ユーモレスク…続きを読む
 
自然は答えを知っている
2018.03.10
〝あの日〟から7年が過ぎようとしている。 あの日、私は午前中に宇都宮でアポがあったため、朝移動した。午後、そのまま宇都宮の自宅で原稿を書いていた。当時はまだ愛犬パンナが健在だったこともあり、妻とパンナとうーにゃんは宇都宮に住み、私は現在住んでいるところの近くにマンションを借りていた。そう、われわれは〝別居〟していたのだ。 かつて経験したことのない揺れがきた。パンナは恐怖のため吠えまくり、うーにゃんは猛烈にダッシュした。私と妻も外へ飛び出した。一瞬、うーにゃんを置いてきたしまったことに気づいた(おそらく、捕まえる…続きを読む
 
旅がしたい
2018.03.06
 高卒で建築界の頂点近くに上り詰めた安藤忠雄氏が書いていた。自分を育ててくれたものは、読書と旅である、と。 若い頃、彼は本を携え、あてどもなく旅をしたという。その時に得た体験が血肉になり、本で培った教養が体験を秩序立て、彼のフィロソフィーに涵養したと想像するに難くない。 私もあちこちと旅をした。近場の時もあれば、地球の裏側へ行くこともあった。その時は、とくだん何かを得ているという感懐はない。しかし、時間が過ぎて、それらは私の脳内で発酵していった。いま、冷静に、平然と、自分のものの見方で世の中を渡っていけるのは、…続きを読む
 
柔らかい建築――隈研吾の建築思想
2018.03.02
 世界的な建築家として大車輪の活躍を見せる隈研吾氏。今から12年前、『fooga』の特集記事のために取材して以来、ずっと着目している。 おりしも、明日(3月3日)から、東京ステーションギャラリーで「くまのもの――隈研吾とささやく物質、かたる物質」展が始まる。公開に先立って、隈氏自身による作品解説が行われた。 なぜ、私が隈研吾を評価するか。①自然素材を重点的に使い続けている②建物が建つ土地の歴史を大切にしている③威圧的でない(そもそも隈氏には『負ける建築』という著書がある) 今回の企画では、はからずも隈氏が着目し…続きを読む
 
紙に命を吹き込む〝God Hand〟
2018.02.26
 紙造形作家・小林和史氏を取材した。『Japanist』第37号の美術のコーナーで紹介するためである。もしかすると、本人は「紙造形作家」という肩書を由としないかもしれない。名刺には「アートディレクター/デザイナー」とあるし、個展の案内状には「美術家」とある。しかし、私はまごうかたなき「紙造形作家」であると思っている。 小林さんは、幼い頃から小児喘息に悩まされた。発作が起きると、鎮まるまで苦界に幽閉された。だから、家族旅行など、楽しいイベントもほとんどなかった。 なぜ、小林さんは小児喘息を患ったのか。やはり、そこ…続きを読む
 
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