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自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。

日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。

 

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『Japanist』No.28

2016.01.24

No.28 表紙&表4 定期刊行物で重要なことのひとつに、「続ける」ことがあると思っているが、ほとんどの定期刊行物が1年以内で廃刊を余儀なくされているのを見てもわかるように、「言うは易し、行うは難し」である。続かない理由の大半は採算が合わないことだろう。次いで、尋常ではない時間と労力が必要とされることも挙げられる。

 そういう中で『fooga』を8年間、『Japanist』を7年間、合計15年間(1年間のみ重複しているが)、商業誌とは一線を画するクオリティマガジンを発行し続けてきたことは、胸を張っていいことのひとつかもしれない。
 と、自画自賛はこのあたりにして、生まれたばかりの『Japanist』第28号について、簡単に紹介したい。
 巻頭対談のゲストは、「博多の歴女」として知られている白駒妃登美さんにご登場いただいた。
 白駒さんは戦後の自虐史観教育によって、日本を好きになれなかったらしいが、大学時代、海外留学した経験から日本に興味を抱いたという。その他、歴史を学ぶことによって人生がどのように変わったかなど、興味深い話が続々とでてくる。真の国際人とは何か、日本を知るということはどういうことか、縦軸を定めるとはどういうことかなど、考えさせられる対談だ。
 「日ノ本の清談」は、「自然資本経営」を標榜する谷口正次氏と、本誌お馴染みの東洋思想家・田口佳史氏の対談。これまでの経済の概念は、地下資源が無限にあるということを大前提にしたものであるが、実際はそうではない。やがて枯渇することは明白であり、現に自然破壊の悪影響はさまざまな面に現れている。谷口氏は2050年あたりで人類存続の限界を迎えるのではないかと指摘しているが、それを防ぐ手立てとして自然資本経営を提示している。
 「ジャパニストの美術散歩」は、岩手県で制作に励む陶芸家の泉田之也氏をご紹介。右上の表紙も泉田氏の作品だが、土を使っているのに軽さや柔らかさがある。その着想は、意外にも紙を折ること。素朴ながらもモダンな作風は、まさに日本人の真骨頂と言っていい。
 「転換期のキーパーソン」では、自立自尊の姿勢でコメづくりに取り組んでいる
長田竜太氏が登場。日本の農業の新たな可能性がかいま見える。
 「日本人のモノづくり」では、鎌倉期の日本刀を現代に再現した刀匠・松田次泰氏に肉薄。不可能と言われたテーマに挑み、どのように夢を実現したのか、その経緯を話してくれた。
 他にも濃密な記事がたくさんある。興味のある方は、ぜひこちらで。
http://www.compass-point.jp/japanist/
(160124 第610回)

 

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