日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

腹が減ったら、何でもうまい
清水公照
 故、東大寺長老の清水公照老師の言葉である。書画や陶芸などでも独特の味わいをみせ、書においては「今良寛」と、その人柄や精力的な布教活動からは「今弘法」との異名があったという。 腹が減ったら何でもうまいのは、当たり前じゃないか。 それのどこが「ちからのある言葉」なんだ! と、思ったあなた。 まったく、そのとおり。 力なぞない。 かえってガクッと力が抜けたのではないか。 力が抜けてわかる、当たり前のありがたさ。 力がなくとも、当たり前をありがたいと思えるだけで立派なもの。「腹が減ったら、何でもうまい」と、清水和尚は言った。 ドイツの青年から「無とか空という思想はどういう意味か?」と問われて、そう答えたのだ。「〝無〟とか〝空〟を形而上学的には、むずかしいことを言う。ずばり言えば…続きを読む
 
生きるというのは、なんてこう、じたばたしなくちゃならないのかと思います
茨木のり子
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と喝破する詩人、茨木のり子の言葉をひとつ。彼女の言葉は彼女の生き様そのもの。素の自分をさらけだした力強い言葉のはしばしに、気品あるたたずまいが見える。通りすがりに振り返ってみてしまうような、はっとする美しさがあるのだ。 昨日が良い日だったからといって、今日も良い日とは限らない。 今日が嫌な一日だったからといって、明日も同じとは限らない。 同じようにみえる毎日も、まったく同じというわけではない。 昨日の自分と今日の自分の違いに一番最初に気づくのは、自分自身だろう。 昨日は許せたことが、今日はなぜか許せなくなることはあるし、さっきまで気分がよかったのに、ちょっとしたきっかけで気分が悪くなることだってある。 感情というのはそういうも…続きを読む
 
年を経るごとに、わからないことが増えていきます。それだけに生きているのが楽しい。知る喜びがたくさん残されているということですから
堀文子
 何度か紹介したことがある画家の堀文子さんの言葉をふたたび。御年99歳にしてなお現役で、未だ知らないことを知る喜びに胸踊るという。絵と自然を拠り所とし、ひとり生きてきた孤高の人は、神の御心のまま命を全うする喜びを知っているのだろう。 何も知らなかった子供のころ、大人は何でも知っていると思った。 成長するにつれ、幼子は何も知らないのだと決めてかかった。 大人の世界に踏み込んだとき、これで一人前だと大手を振った。 そのうち、ドタンバタンとあっちにぶつかり、こっちにぶつかり…。 あげく、ドスンと穴に落っこちた。 真っ暗な穴の中は恐ろしく、右も左もわからない。 出口を探して、もがきにもがいた。 どれくらい経っただろうか。 ぼんやりと小さな光が射してきた。 光に導かれ、ようやく穴か…続きを読む
 
美しいものは若いのです。美しいものはつねにあたらしいのです
白洲正子
「韋駄天お正」とは白洲正子。命名したのは美の巨人、青山二郎である。男勝りな行動派の正子をそう呼んだ。自らの目で見、足を運んで執筆する姿は生涯変わらなかったという。本物を追い求め続けた彼女らしい言葉だ。 年若い人たちの美しさは、純粋無垢な白をまとった美しさ。 汚れを知らない、まっさらな美しさだろう。 だがそれも束の間のこと。 本当の美しさは、年輪を重ねたあとにやってくる。 本当に美しいものは、時を経ても美しい。 美術品や芸術品がそうであるように。 見るたび触れるたびに新しい発見がある。 古くて新しいというのは、そういうことだろう。 職人の手仕事は美しい。 ひたすらに物づくりに情熱をそそぎ、新しいものを生み出そうとする姿は、そのまま作品に表れる。 だからこそ、研鑽がものをいう…続きを読む
 
心とはいかなるものを言ふならん 墨絵に書きし松風の音
一休
 頓智和尚で知られる「一休さん」こと一休禅師の言葉である。禅僧でありながら酒や魚を喰らい、色ごとにも盛んだった一休は、かなりアバンギャルドな坊さんだったようだ。僧らしからぬ破天荒な行動をとりつづけたのも、宗教の形骸化への反逆心ゆえのことだったのだろう。かえってそれが、禅の本質をついているようで好感を持つ。 人の心はわからない。 わからないけれど、たしかにある。 あるのだから、見ることも触れることも、掴むことだってできるはず。 ところが、心というものは、ころころと転がるものだから手に負えない。 手に負えないのは、心のゆくえを推し量れない鈍感さゆえか。 ときどき、風や匂いを感じる絵と出会うことがある。 描かれるはずもない風や匂いを感じるのは、絵と一体になったとき。 作者の心象…続きを読む
 
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