日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

沈黙とは単に「語らざること」ではない
マックス・ピカート
 マックス・ピカートの『沈黙の世界』がおもしろい。 沈黙とは何か。 ピカートは、沈黙を「人間の根本構造をなすものの一つ」だと定義する。 何をこむずかしいことを言っているのだと思うかも知れない。 だが、そうではない。 沈黙は語る。言葉以上に。 目は口ほどにものを言い、大自然はたえまなく語りつづける。「黙して語らず」というのは、単に何も言わないということではなく、語らねばならないことを語ったあとに広がる沈黙、あるいは、語られている言葉のうしろにある沈黙の世界のことを言っているのだろう。 ピカートはこうも言っている。「もしも言葉に沈黙の背景がなければ、言葉は深さを失ってしまうであろう」と。 言葉にある沈黙の背景とは何か。 それは、積み重ねられた時間であり歴史である。 古の言葉に…続きを読む
 
自分が死んで、何ものかを生む。だから、何のために死ぬのかを問い続けることが生命の本源的価値なんだ
執行草舟
 知る人ぞ知る、現代の「サムライ」こと執行草舟氏の言葉だ。 実業家であり、歌人でもある彼は、日本に唯一残る武士といっても過言ではない。 小林秀雄や三島由紀夫らと交流をもち、彼らにして「本物の武士」と言わしめた男である。 執行氏はいう。「愛は、宇宙を構成する生命体エネルギーの根本です。愛とはひと言で言うと、自己犠牲のこと。自分ではない、何ものかのために死ぬということです。宇宙の発展を見れば、その意味はわかります」 何のために生きるのかではない。何のために死ぬのか。 死ぬために生きるのだ。 自然界をみればわかるだろう。生殖活動を終えて死んでゆく生き物たちがいることを。 そしてまた、われわれも愛によって生まれた愛の結晶である。 その命は、新たな何ものかを生み、その使命を果たして…続きを読む
 
人が死んだ後に残るものは集めたものではない。与えたものである。
横内祐一郎
 ギター製造会社フジゲン会長、横内祐一郎氏の言葉だ。異国の地でのギター販売営業で苦境に陥っているときに受けた恩情が、彼の人生に大きな影響を与えたという。 人間本来無一物。 人はみんな、何も持たずに生まれ、何も持たずにこの世を去ってゆく。 当たりまえのことだが、生きて元気なうちは、そんな当たりまえのことすら忘れている。忘れて欲望を満たそうと、いろいろ手に入れることにあくせくするのだ。 しかし、それが生きているという証拠でもある。欲があるから元気にもなる。その欲がどこに向けられているのかが重要ではあるが…。 与えよう。集めても集めてもいつかはこの世を去るのだから、集めたら与えよう。 集めて得たものは、きっとだれかの役にたつ。 それが循環というものだろう。(151121第140…続きを読む
 
世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう
レヴィ=ストロース
 フランスの人類学者レヴィ=ストロースが言うように、世界のはじまりに人類が存在しなかったように、世界が終わるときに人類はすでに存在しないということは、いつの時点でわれわれ人類は滅んでしまうというのか。 世界中がさまざまな局面で転換期をむかえている現代は、人類存続の危機に直面している時期だともいえるだろう。 文明の発展により、人間は神の領域である人命や自然界のシステムまでコントロールしようと試みるようになった。 そのすべてを否定するつもりはないが、過剰な人間本位の行いは、必ずしっぺ返しがくることを理解しておかなければならない。 自然のリズムに狂いがないか、よーく耳をすまして聞いてみよう。 何かのSOSが聞こえてくるかもしれない。(151118第139回)…続きを読む
 
いいかげんなヤツばっかでもくそまじめだけでも世界は完璧にならない。神様はえらい。
佐野洋子
 ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子は、エッセイもばつぐんにおもしろい。 毒舌な語りは小気味よく、人情味あふれる裏表のない人となりが垣間見える。 佐野は言う。「世の中ってふたつのタイプに分けられちゃうのね。やたらくそまじめと、他人から見るといいかげんなヤツ。世界に男と女がおよそ半分くらいにばらまかれているのと同じに、このふたつのタイプがちょうどいいかげんに分布している」と。 かなしいかな、どうやらそれが世の中のありようというものらしい。 善があれば悪があり、美があれば醜がある。どちらも補い合って成り立っているということ。 なにごともバランスが大事。 とはいうものの、悪や醜をそのままにしておくのも気が引ける。 では、互いの質の差を埋めるというのはど…続きを読む
 
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