日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

己をうしなえる生は死よりも意義なし。己をうしなはざる死は生よりも意義あり。
長谷川如是閑
如是閑の言葉の対義を考えてみる。後半の「己をうしなわざる死」の対義は「己をうしなう死」。これは自殺や殺人など己の意に反する死によって絶命する場合が典型だ。それが「生よりも意義のない」ことは当然だからここでは問わない他方、前半の対義である「己をうしわない生」とはなにか。己の決定に従い選択した道を己の足腰で歩いて行くことである。スタートラインに立つとき、そしてゴールにたどり着くまでの道程。そのどちらも自己決定できているとき、人間は幸福を感じる。「幸福」が言い過ぎであるなら「充足感」あるいは「生の実感」などと言い換えてもいい。現代では、もはや自分の道を自分で決めて自分の足で歩くことすら難しくなっている。どこかで誰かの助力や導きや、ときには指図や命令や運命によって身の振り方を決め…続きを読む
 
人は皆、直接、他者の本質を把握することはできません。できるのは、互いの魂にそっと触れ合うことだけです。
福島智
全盲ろう者でありながら東京大学教授として活躍する福島智さん。光も音もない世界に生きていながら膨大な論文を読み書きし、講義をし、ゼミを指導し、国際会議で講演もする。「いったいどうやって」と誰しも不思議に思うことだろう。それを可能しているのが「指点字」である。点字を作成するタイピングには法則がある。福島さんの指をキーボードにみたてた母・令子さんが、試しに点字を作成する要領でタイピングをしてみると、福島さんは母の言葉を見事に理解できた。訓練をつむことで非常に正確かつ高速に言葉を理解できる指点字は、全盲ろう者にとっては新しい「言語」の誕生に等しい。視覚も聴覚も使えない福島さんにとっては、相手から投げかけられる言葉は、専用のパソコンから流れてくる点字ペーパーと、母親やボランティアが…続きを読む
 
失敗だって? 「うまくいかない」ということが確認できたのだから成功さ。
トーマス・アルバ・エジソン
3.11以来、日本中で討議の対象となっている電力供給システム。その元となる配電システムを開発し、実用化したのが他でもないエジソンである。1000を超える発明が彼の業績としてカウントされているが、完全にエジソンがオリジナルだとされる発明はあまりないという評価もある。たとえば白熱電球も、灯りをともすことに成功したのはエジソンではなく、彼はフィラメントに従来品よりも耐久性のある竹を使ったことで実用化を成し遂げただけである。革命的と評される成功とその手前で歴史の闇に葬り去られる失敗との間にあるのは、既存の蓄積に加えたちょっとした「一工夫」なのである。その一工夫を見つけ出すことが難しいのであるが、うまいコツなどはない。「失敗は成功のマザー」とは先日国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄氏の偉…続きを読む
 
偽りの自分を愛されるより、ありのままの自分を憎まれる方がましだ。
アンドレ・ジッド
個性を重んずるフランス人であり、かつ背徳的な作風で知られるジッド。引用の名言はいかにも彼らしい言葉だ。「愛されたい」とは多義的な言葉であって、必ずしも恋愛にまつわる話に限らないが、多かれ少なかれ、人は、「誰かに愛されたい」という願望を抱きながら生きている。そして「愛されたい」と思う特定の相手がいる場合、人は、ほとんど常にと言ってよいくらい「偽りの自分」=「意中の人が気に入るであろう自分」をあれこれ妄想し、演じてしまうものだ。だが、偽りの自分を演じて得られる愛は、所詮偽りのもの。そこにあるのは「依存」だからだ。仮面を脱ぎ捨て、虚言を遠ざけ、己の足で大地を踏みしめて歩く姿を見せた結果、嫌われ、憎まれたのだとしたら、その意中の人は、人生の貴重な時間を共有する同士ではなかったとい…続きを読む
 
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