日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

「主人公」の主人とは、他を使い生かし切り、そのものを喜ばせて自分は采配をふるっている立場である
立花大亀
「君のおかげでこんなに心がなく、物ばかりのいやな日本になってしまった。君の責任で直してもらわなければならない」 松下幸之助を前にしてこう言い放った人物こそ、大徳寺塔頭徳禅寺長老、立花大亀老師。 禅僧であった老師が、著書『死ぬるも生まれるも同じじゃ』で「主人公」という禅語について述べた一文である。 「主役」と「主人公」は似て非なるものである。 「主役」が物語りの中心人物であるのに対し、「主人公」は、どんなものも自分のものとして生かし切れる人物。つまり、脇役であっても主役を喰うほどの力がある人物ということだ。 相手が人であろうが物であろうが、良いか悪いかも関係なく、すべてを自分の糧とし、そのものを生かし切れる度量があれば、まわりに振り回されることも取り繕うこともなく堂々として…続きを読む
 
遊びは文化よりも古い
ヨハン・ホイジンガ
 著書『中世の秋』で知られるオランダの歴史家、ヨハン・ホイジンガが、人間と遊びの関係を論考した著書『ホモ・ルーデンス』の冒頭は、この言葉で始まる。「ホモ・ルーデンス」とは、ラテン語で「遊ぶ人」を意味する。 ホイジンガは、人間活動の本質は「遊ぶこと」にあると説く。 人間の文化は最初に「遊び」として発生し、長い間に進化したのだと。 この著書のあらすじを記したものには、こう書いてあった。「本来の『遊び』とは、日常から離れ、利害得失から逃れることが重要であり、制約を受けた時間と空間の中でオリジナルな規約をもつのが『遊び』である」と。 何やらこむずかしいような気もするが、要するに、「子供の遊び」が本来の遊びなのだということだ。 そこには、大人が決めた時間と場所の制約がある。その限ら…続きを読む
 
医者としての一番の素質は、治すべき病気、治してはならない病気、治らない病気を見分ける目を養うこと
ヒポクラテス
「医学の父」と呼ばれる古代ギリシャの医者、ヒポクラテス。 彼は、病気とは自然に発生するものであって超自然的(呪術や迷信など)な力や神の仕業ではないと考えた最初の人物である。 ヒポクラテスによれば、病気には「治すべき病気、治してはならない病気、治らない病気」の3つの種類があるというが、いかんせん人間は「病」と名のつくものはすべて治さなければ気が済まないようにできているらしい。 特に、昨今のどんな症状にも「〜病」と名前を付けたがる傾向は、そのような人間の心理をうまく利用しているようにも見える。 患者を増やし、私腹を肥やそうとする一部の医者たちの策略か。 そうとわかっていても手間を惜しんで即効性を求めてしまう人間の弱さゆえの現象か。 どちらも当たらずとも遠からずであろう。 何も…続きを読む
 
なにごとのおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる
西行
 武家に生まれ、鳥羽上皇に仕えるものの、友人の急死により世の無常を知った佐藤義清。 またの名を、西行という。 西行が25歳で出家する際、愛娘を縁から蹴落としたというエピソードは有名である。 恩愛を自ら断ち切る胸の内は断腸の思いであったろう。 家族を捨て、故郷を捨てた西行が辿りついたのは、そんな自分をも快く受け止め、花を咲かせてくれる桜の木の下であった。「ねがわくは花のしたにて春死なむ そのきさらぎの望月のころ」 享年73歳。その願い通り、西行は桜のころに旅立った。 人は誰しもひとつやふたつ、罪らしきものを背負うことはあるだろう。知らぬ間に、人を傷つけ、悲しませてしまうこともあるかもしれない。 ときに道を誤り、間違った方向へ進んでしまうことも。 それでも前を向いて歩まねばな…続きを読む
 
本物とは、厳しい環境に耐えて長持ちするもの
宮脇昭
 1970年代から、国内外の1700ヶ所以上で4000万本以上もの木を植え続けてきた植物学者、宮脇昭氏。東日本大震災直後、すぐさま被災地で現地調査を行い、「いのちを守る森の防潮堤」の必要性を訴え、90歳を目前とした現在もその取り組みに尽力している。 本物とは何か。偽物とは何か。 一見、本物のように見えて、実は偽物ということはよくある。 その偽物をどうやって見分けるのか。 宮脇氏は、厳しさに耐えうるものこそ本物だという。 つまり、本物は強い、ということ。 では、その強さはどこからくるのか。 宮脇氏はこうつづける。 「本物は手がかからないのです。植物も人間も、その特質にあった土壌であれば必ず根を張り、すくすくと伸びていきます。人間のように動けない植物は、何があっても与えられた…続きを読む
 
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