日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

あなたは何をしたいのか。何になりたいのか。どういう人間として、どんな人生を送りたいのか。それは一時的な気の迷いなのか。それともやむにやまれぬ本能の訴えなのか。耳を澄まして自分の声を聞くことです
『水曜の朝、午前三時』より
 蓮見圭一の小説『水曜の朝、午前三時』より抜粋。このタイトルに見覚えのある、いや、聞き覚えのある人は多いだろう。そう、1960年代を代表するミュージシャン、サイモン&ガーファンクルのデビューアルバムのタイトルと同じ。といっても、歌詞とこの物語の内容に接点はほとんど見当たらない。しかし、よくよく読み進めていくと、文中に接点となりそうな言葉がさりげなく使われていたりする。よーく考えないとわからないが。ヒントは文庫版の解説にある。良い作品だった。 病に冒され亡くなった主人公が遺した4巻の肉声テープ。 それは、自らの人生を振り返る回顧録だった。 愛する我が子に「生きるとは」ということを、文字通り命をかけて伝えた。 人生の最期に何を思うのかは、人それぞれ違う。 共通するものがあると…続きを読む
 
生きることと引き替えに、現代人は、際限もないうるささに耐えている
『マチネの終わりに』より
 ギタリストとジャーナリストの甘く切ないラブロマンスを描いた平野啓一郎の『マチネの終わりに』より抜粋。 知的な言葉の連なりに、アコースティックギターの硬質で艶のある音色が絡み合いながら物語は進む。互いに思い合う2人を運命は無常にも引き離そうと、それぞれの時間をシンコペイトしてゆく。 再読しても、読み終えるのをためらいながら行きつ戻りつしてしまう。「生きることと引き替えに、現代人は、際限もないうるささに耐えている。音ばかりじゃない。映像も、匂いも、味も、ひょっとすると、ぬくもりのようなものでさえも。 ……何もかもが、我先にと五感に殺到してきては、その存在をめいいっぱいがなり立てて主張している」 主人公のギタリストの心情である。 現代はあまりに騒々しい。 にもかかわらず、これ…続きを読む
 
何もかも自然に逆らわないようにしたときに、おのずからなる人生道路があるように思います
立花大亀
 大徳寺塔頭徳禅寺長老、立花大亀老師の言葉である。以前にも紹介したが、「あんたのおかげで物ばかりのいやな日本になってしまった。なんとかしてくれ」と松下幸之助に苦言を呈したことで、あの松下政経塾ができたことはご存じだろうか。 なぜ人は自然に逆らおうとするのだろう。 人間も自然の一部と知りながら…。 人の一生を考えると、それもあらかじめ仕組まれたことなのかもしれないとつくづく思う。 自然のままで生まれた赤ん坊が、成長するにつれ、自分以外の「他」を知っていく。 というより、他を知ることで、成長が促されてゆくのだ。 幼年期、青年期、中年期と過ぎ、老年期に入る頃、人はまた自然へと回帰する。 成長の途中で山や谷に翻弄され、道に迷いながらも遅かれ早かれ目的地へとたどり着く。 そうなるよ…続きを読む
 
今今と今という間に今ぞ無く 今という間に今ぞ過ぎゆく
道歌
 道歌とは、道徳的な教えをわかりやすく歌に詠んだものである。 道徳的というと、いかにも正しい道という感もいなめないではないが、この歌のように禅語をにおわせるものも数多くあって、知らず首を縦に振ってしまう。 歌になっている分、かたくるしさも少し和らぐのもいい。「而今」と書いて「じこん」と読む。「いま・ここ」である。 今この瞬間を生きることの大切さは、何度も伝えてきたし、昨今では合い言葉のようになっている。 しかし、本当の「今」って? 今と思っている今はもう、瞬時に過ぎ去ってしまっているのに…。 なんてことを考えていたら、この言葉にばったり出会った。 天からのお告げか…。「あんた、もうかなり『今』は過ぎてまっせ。ほれ! 今の今も! しょうもないことばっかり考えんと、ええかげん…続きを読む
 
日の差す方角ばかり探している人に、虹は見えないのです
倉嶋厚
 お天気キャスターであり気象エッセイストであった倉嶋厚氏の言葉である。某新聞で見つけた。背後から射し込む光が、前方の雨粒に反射する虹の原理を説いたときの言葉だそうだ。 かの人は、数日前に虹の向こうの世界へ旅立ったという。享年93歳であった。 この言葉に出会った、まさにその日の夕刻。 西の空に沈む太陽を背に、ビル群の頭上にかかる虹を見た。 光りはあれど、虹と出会えるのはタイミング。 幸運が舞い降りるときというのも、そんなものかもしれない。 九州の五島列島を舞台にした、若い書道家の挫折と成長を描いたマンガ『ばらかもん』(ヨシノサツキ著)に、こんなシーンがある。 もがき苦しみながら書の道を歩む青年が、何度もチャレンジするものの、目標とする賞を取れない自分に自信をなくし、その道を…続きを読む
 
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