日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

花は心、種は技
『風姿花伝』より
『風姿花伝』からの抜粋は、以前も本欄で紹介したことがある。 古くから伝わる能の口伝書とはいえ、その内容は能の世界だけにとどまらない。 普遍的な人生訓は、いつの時代にも新鮮な響きをもって琴線をふるわせる。 何かに行きづまり、ふと立ち止まったとき、人はようやくその視線を自然に向ける。 道ばたに咲くちいさな花や、じっとだまって立っている木々。 一木一草に命を見、懸命に生きる動植物にはげまされる。「そうか、そうやって生きればいいのか」と、物言わぬ生き物たちに教えられる。 花が咲く姿を見て、能を演じる役者が輝く瞬間というのはこういうことかと、世阿弥は気づく。 なるほど、芸の道理は花が咲く道理と同じではないかと。 人の生きる道理も、そう違わない。 花は心、種は技。 花が咲くのは種があ…続きを読む
 
この世でもっともすばらしいことは、自分は自分のものだと知ることである
ミシェル・ドゥ・モンテーニュ
「エセー」と言えばモンテーニュ。モンテーニュと言えば「エセー」。 38歳で隠棲生活に入ったモンテーニュは、人間観察、とりわけ自分自身の内面を考察しながらこの本を書いた。今も昔も多くの人を虜にしているこの作品は、普遍的なテーマゆえ、いつでも、どの場面を取りだしても通用するものばかり。第一巻39章の「孤独について」の中の一節がこれだ。「自分は自分のものである」 この言葉ほど現代人に響く言葉はないのではないか。「何を言ってる、そんなのあたりまえじゃないか」と思うかもしれない。 でも、そう言い切って人生を送っている人はどれだけいるだろう。 情報に絡め取られ、判断基準がずれてしまっていてもそのことに気づかず、それが自分だと思い込んでいる。 そういう人は、きっとたくさんいるはずだ。 …続きを読む
 
倖せとは、些細なことのつみ重ね…、人生とは、日常のつみ重ね…、私とは、ディテールのハーモニー…
安井かずみ
 作詞家の安井かずみが残した言葉。「わたしの城下町」など、数々のヒット曲を世に送りだした彼女ならではの詩的な言葉だ。 幸せそうだな、と思う人には共通点がある。 それは、 些細なことからも新しい発見と喜びを見つけるのがうまい。 夢中になるものがある。 日々の生活にリズムがある。 肩の力がぬけている。 がんばりすぎない。 自分の心に正直。 人から何を言われようと気にせず信念を貫く。 何より、自分を喜ばせるのが天才的に上手い。 自分を大切にしている。 より良い人生になるよう努力している。 人生を楽しんでいる。「しあわせ」というのは、本来、めぐり合わせをさす言葉だったという。 つまり、いいことも悪いことも、どちらも幸せであることには変わらないのだと。「良い幸せ」がある一方で、「悪…続きを読む
 
幸福は徳に反するものではなく、むしろ幸福そのものが徳である
三木清
 哲学者の三木清をご存じだろうか。筆者はNHKの番組「100分で名著」で知った。著書『嫌われる勇気』でお馴染み、哲学者の岸見一郎氏が解説者となって三木哲学を紐解いてゆく。 人に優しく、思いやりの心で、助け合いの精神、といえば聞こえがいい。 しかし、ほんとうに心からそう思って実践している人はどれくらいいるだろう。 三木は言う。「我々は我々の愛する者に対して、自分が幸福であることよりなお以上の善いことをなし得るであろうか」と。 ちょっとわかりづらいから、岸見氏の解説例をあげておこう。「親にとって、子供の不幸ほど辛いことはありません。それが自分を介護するためであるとしたら、なおさらです。親のためにと思っていることが、かえって親を不幸にしていることもあるのです」 おわかりだろうか…続きを読む
 
成功というのは、香水みたいで心地良いけど、本質ではないのよ
ファニー・アルダン
 フランスの映画監督、ヌーベルヴァーグのフランソワ・トリュフォー。彼の作品『隣の女』でヒロイン役に抜擢され、一躍スターとなったファニー・アルダンの言葉だ。 フランス女性らしいエレガントで自由な発想に、心の目も開かれる。 日本人特有の真面目さは、ときに自分自身を追い込んでしまうことがある。 頑張るのは悪くない。 けれど、息がつまるほど頑張るのは間違っている。 呼吸が出来なくなれば死んでしまうのだから。 ファニー・アルダンが言うように、成功は香水と同じようなもの。 まとったときは、その存在を確かなものにする。 人は振り向き、引き寄せられる者もいるだろう。 しかし、本当に大切なのはその後。 残り香である。 自分の体臭と、まとった香りが一体になって香る匂い。 それが心地良い香りで…続きを読む
 
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