日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

不幸を克服するよりも、幸せを上手に扱うほうがむずかしい
幸田文
 文豪、幸田露伴の娘であり随筆家、小説家の幸田文の言葉。著書『しあわせぼけ』の中の一節である。 幼い頃から父より厳しいしつけを受け、家事全般を叩き込まれた彼女は後に、著書『しつけ帖』にそのときの様子を心象風景を交えながら事細かに綴っている。厳しく育てられた彼女だからこそ、その後の波瀾万丈な人生をたくましくもしとやかに生き抜いていけたのだろう。 誰もが幸せになりたいと願い、そのための努力もしようとする。 しかし、よくよく世の中を見渡してみると、幸せになりたいと言いながら、本当にそう思ってるの? と首をかしげたくなるような生き方をしている人が多いように感じるのはなぜだろう。 心理学者のアドラーも言っている。 思っているのにそうならないのは、実は、そうなることを恐れているから。…続きを読む
 
人間というのは概して、自分の頭で見つけた理由のほうが、他人の頭で発見された理由よりも、深く納得するものだ
ブレーズ・パスカル
「人間は考える葦である」という言葉で有名な、フランスの数学者であり哲学者のブレーズ・パスカルの言葉。彼の死後に編纂して刊行された著書『パンセ』から抜粋した。 子供の頃は親や大人の意見はうるさいだけだったが、大人になってようやく「ああ、あのときのあれはこういうことだったのか」と、納得することは多い。 他人に相談したり悩み事を打ち明けたりするときも、たいてい答えは自分の中で出ているものだ。 想像していた答えと違う答えが返ってきたら、なんとなくムッとして反発したくなるのもそのせいだろう。 たとえ間違っていたとしても、自分自身が納得しなければ間違いだということも受け入れられない。 それくらい、本来人間は自分を信じるようにできている。「考えよ!」 と、パスカルは言う。「考えることが…続きを読む
 
人間の一生というものは、自分自身へ到達するための道のりだ
『デミアン』より
 ドイツの文学者、ヘルマン・ヘッセの小説『デミアン』からの抜粋。 戦争時代を生き抜き、それまでの価値観が一掃される世の中と自身の人生の転換期が重なった苦悩が、ヘッセを東洋的思想へと導いた。 生と死、光と影、明と暗…。陰陽という相反するもので構成されているこの世の真理を探りながら、ヘッセは物語りの主人公、10歳の少年シンクレールの身を借りて自己探求へと入り込んだにちがいない。 この一節は、まぎれもなくヘッセ自身の体験から生まれた言葉だ。 人はなぜ生きるのか。 生きねばならないのか。 命とは何なのか。 古今東西、多くの人が行き当たるこれらの問いは、人間が生きているかぎり永遠のテーマであるといっても過言ではない。 以前、この欄で紹介した執行草舟氏はこう言っていた。「何のために生…続きを読む
 
本物のプラス思考は、自分の弱さや失敗を受け入れられることが大前提です
 誰のことばだったろう…。思い出せない。思い出せないが、イメージトレーニングをする際に、心しておくことのひとつであることは確かだ。 「プラス思考」「マイナス思考」という言葉をよく聞く。 起こった出来事に対し、良いように捉えるのか、悪いように捉えるのかで心持ちが変わるというものである。 マイナス思考はいうに及ばずだが、プラス思考には本物と偽物があって、偽物のプラス思考というのは、実はマイナス思考の裏返しだということに気づいている人はどれだけいるだろう。 本当は不安なのに「不安じゃない」と言いきかせたり、心臓が飛び出しそうなほどドキドキしているのに「緊張していない」と強がるのは、本当のプラス思考とは言えない。 心や体の声を聞き、それを受け止めることで、自分の弱さに気づき、失敗…続きを読む
 
ルールは盲目的に従うものではなく、自分たちで創るものである
イヴォン・シュイナード
 独特の経営哲学をもつアメリカのアウトドアスポーツブランド「パタゴニア」。創立者のイヴォン・シュイナードがつくった「PATAGONIAN100ヶ条」はユニークなルールばかりだ。その筆頭がこの言葉というのもおもしろい。「ルールは創るけれど、それをおしつけませんよ」と、最初に念を押しているようではないか。 長年、大自然と向き合ってきたシュイナードだからこそわかる自然の巡り。 どんなルールであっても、状況の変化に応じて変えていく必要があるということだろう。 世の中はルールで溢れている。 社会的ルール、道徳的ルール、個人のルール…。 人はルールの中で生きている。 ルールに縛られず自由に生きたいと思っても、人は無意識にルールを求める。 ある程度の不自由さがなければ、本当の自由は感じ…続きを読む
 
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