日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

世の中は広いんだから、少しだけちがうところがあった方があたりまえ
ぼのぼの
 4コマ漫画でありながら哲学的であると評された『ぼのぼの』。作者のいがらしみきお氏は、5歳のときに神の啓示により漫画家になることを決意したという。24歳でデビューし、『ネ暗トピア』で圧倒的支持を得た。 『ぼのぼの』は、まさに、ほのぼのとしたなかにもさらりと真理をついた言葉が数多く登場する。 登場人(?)物のひとり、アライグマくんは不思議な場所の存在を認めようとしないのだが、ぼのぼのはこう考える。「世の中はすごく広いんだから、少しぐらいちがうところがあった方があたりまえじゃないのかなあ」と。 のんびり屋のぼのぼのは、ぼーっとしているだけかと思いきや、ときどき、せっかちなアライグマくんをも唸らせるような言葉をつぶやく。 そしてアライグマくんを怒らせる。核心をついているだけに反…続きを読む
 
鉄船水上浮(てっせんすいじょうにうかぶ)
龐居士
 生を護るには、すべからく、これ殺すべし 殺しつくして始めて安居す 箇中の意を会得すれば 鉄船水上に浮かぶ     かつて、鉄の船が水に浮かんだり、鉄の塊が空を飛ぶなどと誰が信じただろう。今やそんなことは当たり前で、人が操作せずとも車を走らせたり、空中に浮かぶスニーカーまで発明されるという時代。バック・トゥー・ザ・フューチャーしかり、ドラえもんしかり、SFの世界がそのまま現実となっている。 日本で最初に鉄の船を浮かばせたのは織田信長。 不可能を可能にしようとする発想力こそ、信長の強さだったのではないか。 奇跡を起こすのは超能力のあるなしではない。 こだわりを捨て、決めつけることをしない柔軟な心と、執着や束縛から離れた自由な発想こそが不可能を可能にする。 「生を全うするなら…続きを読む
 
だいたい、年齢なんて人間がつくったもの
熊田千佳慕
 98歳まで現役で、虫や花の小さな世界を描き続けた細密画家、“プチ・ファーブル”こと熊田千佳慕氏の言葉。没後刊行された『私は虫である』から抜粋した。「おかげさまで、もう死ぬまで老後がなくて。今も現役だから、僕には老後がありません」 急な展覧会などで作品を仕上げなければならなかったとき、80歳を過ぎていようが、90歳になっていようが、だれも千佳慕氏を年寄り扱いしなかったという。 生前、千佳慕氏は「絵を描くことは神さまへのレポート」と言っていた。だからこそ、最期まで手を休めることはなかった。 与えられた仕事の成果を、与えてくれた神に報告するために。 人間がつくった年齢は肉体的な年齢であって、命や魂に年齢などない。あるとすれば、未熟か成熟かということではないだろうか。 命や魂を…続きを読む
 
「生」は“生きる”という意味ではありません。“生まれる”という意味であります
盛永宗興
 妙心寺塔頭大珠院住職であり、花園学園の学園長でもあった盛永宗興氏の言葉である。 当たり前のことだが、今日という日は明日になれば過去になり、明日という日もまた、明後日には過去になる。 今この瞬間も、次の瞬間にはもう、巻き戻しのきかない過去のものとなってしまう。 生と死は表裏一体。 「生」が「生まれる」ということなら、われわれは、瞬間、瞬間、生と死とを同時に体験しているのかもしれない。 盛永老師は言う。 「私たちは、自分が生き続けているのだと思っています。しかし、相対するもの、環境の変化、あるいは出会う環境のちがいによって一瞬一瞬変化しているにもかかわらず、自分という何か壊すことのできない塊が生き続けているように錯覚している。けれど、実は、私たちは一瞬一瞬、死んでは生まれ、…続きを読む
 
一度、生まれたままの素直な気持ちにならんと、他人のいうことは理解できません
西岡常一
 法隆寺金堂、法輪寺三重塔、薬師寺金堂などの復興を果たした最後の宮大工棟梁、西岡常一。 木を知り尽くしていた男は、人間をも知り尽くしていたのだろうか。 著書『木のいのち 木のこころ』に記されている西岡の言葉からは、まぎれもなく、木も人も同じ生き物であることがわかる。 松下幸之助も言っている。「素直な心をもてば、強く正しく聡明な賢い人間になれる。素直になるということは神になることと同じ」だと。 素直になることは、口にするほどそう簡単ではない。 人間である時間が長ければ長いほど、知識も増えて知恵がつき、自意識や自尊心、欲得などが邪魔をして素直な心から遠ざかる。 生き物はもちろん、建築物も、科学もふくめ、すべてがこの自然のなかに置かれている。地球という自然から離れているわけでは…続きを読む
 
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