日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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Introduction

いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。それぞれの時代を懸命に生き、
一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。
“心の栄養”として、活用してください。(テキスト/神谷 真理子)

Maxim Topics

私たちの道徳の基準は、社会の過去の要請によって生まれました。しかし、その社会はつねに同じであるべきでしょうか
岡倉天心
 日本文化の啓蒙書として今なお世界中で読み継がれている『茶の本(THE BOOK OF TEA)』。その中の一文である。 道徳の基準は同じであるべきか? 「宇宙、自然はつねに進化してやまない」とは四書五経のひとつ『易経』の言葉だが、これにあてはめるとすれば、自然の一部である人間が創りあげた道徳もまた
 
時間によって証明されること、時間によってしか証明されないことが、この世界にはたくさんあります
村上春樹
 伝統、文化、芸術、音楽、文学、思想、哲学……。 生まれては消え、消えては生まれるさまざまなものたち。 確固たる地位を築き、後世に残りつづけるためには、しかるべき時の試練を経なければならない。 本物であることの証明は、ひとときの賞賛などではなく、刻々と刻まれる時間の洗礼を受けることによって明かされる
 
わたしは人生をバケーションのように過ごしてきました。毎日、一刻一刻を楽しんでね。
ターシャ・デューダー
 ガーデニングと動物とのナチュラルライフを満喫し、現代人には夢のような生活を実現させていたアメリカの絵本作家ターシャ・テューダー。彼女の人生には哲学がつまっている。 彼女は生前、こうも言っていた。「一生は短いんですもの。やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ」と。 そして、そのとおりの
 
蓄積が新しい問いかけを生む
ロバート・キャンベル
 某新聞で、日本文学者のロバート・キャンベル氏が老後や老いについて問われたときの言葉だ。 研究者に定年はない。むしろ、研究者には成熟が大切だという。 しかし、研究者にかぎってのことではないだろう。 何かを続ければ続けるほど疑問は生まれ、更なる境地へ向かうために試行錯誤が繰り返される。 止まった時点で
 
命の力には、外的偶然を、やがて内的必然と観ずる能力が備わっているものだ
小林秀雄
 人生は出会いの連続である。人やモノだけではない。日々起こる出来事もすべて出会いなのだ。 平穏無事に過ぎるときも、思わぬことに遭遇するときも、ひとときとして何ものにも出会わないときはない。 道ばたに咲く花も、季節の香りをはこぶ風も、空も雲も、あたり一面がその時その場所でしか出会えなかったものなのだ。
 
人間はどうも、完全な自由のなかでは自由を感じにくい生き物らしい
玄侑宗久
 禅僧であり芥川賞作家でもある玄侑宗久氏の著書『禅的生活』からの抜粋である。 なぜ人間は完全な自由のなかでは自由を感じにくいのか。 玄侑氏はこう続ける。「たとえば、ししおどしの音がカランと響いた直後に初めて『静けさ』を意識するように、人は不自由な制約のなかでの変化に初めて自由を感じるのだと思う。おそ
 
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