日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

知新の用を離れて古書を読むのは、要はおぼつかなし。温故の為に温故して、其の古びにかぶれ、想も文教もかびくさくなりゆく。気の毒なり。
坪内逍遙
坪内逍遙のこの言葉を目にしたとき、その意図することは十二分に理解しながらも、やはり苦笑せざるをえなかった。なにせ筆者も「温故の為に温故して、其の古びにかぶれ・・・」と坪内の揶揄する読書に耽っていた時期があったからである(いまも怪しいのであるが)。もっとも「知新」のために読書をしなければならないという義務はもちろんなくて、どういう読み方をしようと構わないはずだ。「何かの効用を求めて文章を読むのでは著者の真意を捉えられない」とは小林秀雄の言である。坪内の格言は、温故を目的とするのはともかくも、それに没頭するあまり知新の機会を見逃すのはもったいないぞという忠告と解釈しよう。(120715第42回)…続きを読む
 
人は、責任のとれないことばかり大声で叫ぶ
小林秀雄
小林秀雄の才覚が発揮されたのは紙の上ばかりではなかった。その講演はいずれも名演ぞろい。講演をまとめたCDが何枚か市販されているが、それらをまとめて聴くと、下手な大学に通うよりよほど多くの知恵と示唆を得られる。しゃべりは決して達者でないが、朴訥としたトーンの中に妙な力がある。この言葉もまたその講演集のなかで小林が放った言葉。群れて、己の身を集団のなかにまぎれ込ませ、そのくせ声だけはでかい。その唱えるところは、何一つ、自分で責任のとれないことばかり。そういう類の言論や運動に辟易した小林の嘆きである。まるで今の政治に対する一喝のようだ。(120715第41回)…続きを読む
 
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