日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言集・名言集】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用するメッセージがこめられています。

それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした彼らの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。この格言集は、古今東西の格言・名言をご紹介する不定期コラム。

みなさんの“心の栄養”として、時折ご覧いただければ幸いです。

 

Kakugen

其の脆きは破り易く、其の微なるは散じ易し
老子
 老子の『道徳経』守微第六十四は、事にあたるときの心構えが記されている。「其の脆きは破り易く、其の微なるは散じ易し」 ものごとは脆いうちに扱えば、厄介な問題になる前だから解消しやすい。まだごくごく小さいうちなら、粉々に打ち砕くのは簡単だ、と。「ついうっかり」ということはよくある。 取るに足らないことから重大なことまで。「しまった!」と思ったときはもう、後の祭りである。 気を引き締めてはいても、人間は忘れる生き物。 意識して立ち止まる必要がある。「合抱の木は、毫末より生ず。九層の台は、累土より起こる。千里の行は、足下より始まる」 かかえるほどの巨木も、最初は毛筋の先ほどのわずかなものから始まる。巨大な堤防も一杯の土から始まり、千里の旅行も一歩から始まる。 そう。 すべては小…続きを読む
 
便利はラク、不便は楽しい
大幡正志
 栃木県真岡市で鍼灸治療院「真岡はりきゅう整骨院」を営む大幡正志院長の言葉だ。  この治療院は東洋医療をベースにした治療が人気で、遠方から足しげく通う患者もいるという。  大幡氏は江戸人のように人生を楽しむ天才だ。趣味は旅と読書と銭湯巡り。好きなものは小さくて古い車、紀行文、伝統食、銭湯、古き良きもの。休日には自宅のある真岡市から東京日本橋まで歩き旅をすることもあったり、勉強会への参加など、自分なりの楽しい時間を謳歌している。 つくづく便利な世の中になったものだと思う。  自動車、電車、電話、パソコン、洗濯機、冷蔵庫、掃除機、炊飯器……上げればきりがない。「もっと効率よく」「もっと便利に」というのは、「人に優しい」が目的だったのだろう。  だが、便利な世の中が生み出したも…続きを読む
 
こけたら 立ちなはれ
松下幸之助
 松下幸之助翁の言葉を取り上げたのはこれで何度目だろうか。いっそ、講演録なるものをそっくりそのまま紹介したほうがいいのではないかと思うほど、存在そのものが字引のようである。 ちょっとした言葉にも、幸之助翁らしい優しさが感じられてほっとする。 転んだら立ちあがる。  体の運動機能が正常であれば、誰でもできることだ。  動作としては。  しかし、行動では?  それがなかなかおいそれとはできないから行き詰まることもあるのだろう。   「ごちゃごちゃ言わんと、こけたら立ちなはれ。こけたままやったら、車にひかれて死んでまうで」  と、言ったかどうかはわからない。   わからないが、こけたままでは野垂れ死ぬだけだというのはわかる。「こけたら立ちなはれ」  ときには、こんな簡単な言葉で…続きを読む
 
心も身体も道具である
中村天風
 日本初のヨーガ行者、中村天風。心身統一法を世に知らしめた人物である。 以前にも本欄で紹介したことがあるが、天風語録を集めた著書も数多く出ているから、その名を見聞きしたことがある人も多いだろう。 身体が道具というのは、なんとなくわかる気がする。 目に見える物体だから。 しかし、心は? 道具と思ったことは…正直、なかった。 よくよく考えてみれば、なるほど、心というのは道具にちがいない。 コロコロと移り変わる心を扱うのは自分の力量。 上手く使いこなせれば、道具は用途以上の働きをすることがある。 道具の扱いは、プロの職人に学べばいい。 ピカピカに磨かれた道具は経年を感じさせない。「どうぞいつでも使ってください」と言わんばかりの堂々たる風姿。 使われてさらに磨かれた道具ほど、美し…続きを読む
 
人生に失敗がないと、人生を失敗する
斎藤茂太
「モタさん」の愛称で知られる精神科医の斎藤茂太氏の言葉である。 90歳で亡くなった彼は随筆家でもあったことから、晩年は作家活動に多くの時間を費やしていたという。 生涯現役を続け、亡くなった時も多くの仕事を抱えていたというのだから、頭が下がる。 「“失敗”と書いて“経験”と読む」 誰かがそう言っていたことを思い出した。 なるほどそうかと膝を打った。 「神様は私たちに成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することだけを望んでいるだけです」 マザー・テレサのこの言葉が重なった。 成功と失敗は、勝ち負けとは違う。 成功も失敗も、チャレンジという意味ではどちらも同じ。 失敗したくないから何もしない。 成功したいから何かをする。 さて、どちらの命の方が輝いて見えるだろう。 神…続きを読む
 
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