日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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偉人たちの言葉には、いつの時代にも通用する普遍性があります。それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続けるのです。

“心の栄養”として、活用してください。

Kakugen

その道に苦労する人が玄人、その道を知ろうとする人が素人
小田島雄志
 英文学者の小田島雄志氏はダジャレの名手でもあるという。 某新聞でこの言葉を見たとき、思わず「うまい!」と膝をうった。 なるほど、「玄人と素人」の見分けは、漢字の読みにあったのか。「汝の立つところ深く掘れ、そこに必ず泉あり」と言ったのは明治の文芸評論家、高山樗牛だが、まさに深掘り深掘りの連続が玄人の仕事。 的を絞った場所から泉が湧くことを信じて、今か今かと掘りつづけるのは掘り当てる場所探しよりも、それはそれは大変にちがいない。 掘り当てたあとは、枯渇させたり濁りのないよう泉の清らかさを保つのみ。 そのための労も玄人の役目なのだ。 清らかさを保つには心が清らかでなければ。 そう、子供のように。 素人から玄人へ足を踏み入れたなら、次は玄人の心から素人の心へ向かうのが理想ではな…続きを読む
 
「つつしみ」の心は自然の法則に合致する
村上和雄
 引き続き、村上和雄氏の言葉を紹介しよう。前回同様、著書『生命の暗号』から抜粋した。 村上氏は「科学と宗教は同根だ」という。 村上氏だけではない。多くの科学者たちがミクロの世界にマクロの世界である宇宙を感じ、この世を統べる偉大なる存在に頭を垂れるのだそうだ。「つつしみ」が自然の法則だとする理由は何か。 実は、そこに生命をつなげていく生態系維持の鍵がある。 水栽培で1本の苗から一万数千個もの実をつけたトマトをご存じだろうか。 これは自然栽培ではまずありえないことだ。 なぜそれが可能になったのか。 本来あるべきはずの土がないからである。 植物が育つのに、土は水や太陽と同じくらい重要なもの。しかし、一方で、土は阻害因子でもあるという。 昨今は、この原理を利用して、野菜がもつ能力…続きを読む
 
人間社会の組織も体の組織を手本にするとよいと思います
村上和雄
 ヒトの遺伝子暗号を解読した分子生物学者の村上和雄氏は、その研究から、人間には計り知れない可能性が秘められていることを発見した。 以前にも拙欄で取り上げたように、良い言葉がいかに体に良い影響を与えるかということは、もう説明するまでもないだろう。 目、鼻、口、耳、手、足、皮膚、髪、爪、脳、心臓、肺、腎臓や肝臓など、あらゆる器官には、それぞれ自分の役割がある。 その役割がしっかりと果たされているのが健康な人間。 そして不思議なことに、障害をもっている人は、必ずといっていいほどそれを補う特別な何かをもっている。 体がつねにバランスをとろうとしているのだろう。 手足が仲たがいすることも、脳や心臓だけが「オレはすごい!」といっていばることもない。 村上氏いわく、これは遺伝子のしわざ…続きを読む
 
価値ある人生を活きるには、まず自分の本質の尊さを正しく自覚することが必要である
中村天風
 日本初のヨーガ行者で心身統一法を世に広めた中村天風の言葉である。天風は、重度の結核によって弱くなった精神を鍛えようと、行き着いたインドで宇宙や生命の原理を体得し、悟りを開いたという。 天風が書き残した箴言は、宇宙からのメッセージにも思える。「一度きりの人生だから…」と人はいう。それなのになぜ、望むような人生とはならないのか。 天風はそれに対し、「自分の本質の尊さに気づいていない」と指摘する。「自分の本質の尊さ」とは何か。「自分らしさ」である。 人も自然の一部として「あるべきうやうわ」と説いたのは高山寺開祖の高僧、明恵上人だが、自然のありようこそ人のありようだということ。 天風はこうも言っている。「健康や運命というものは、それを消極的に考えない人びとにのみ恵与されるよう、…続きを読む
 
しばしこそ 富めるまづしき かはりあれ 終の行衛を たれか定めん
和宮
 十四代将軍徳川家茂の正室、和宮の歌である。 彼女は有栖川熾仁親王と婚約していたが、公武合体政策のため、なかば強引に将軍家に嫁ぐことになった。しかし、家茂のやさしさにふれ、思いのほか仲むつまじい夫婦だったという。 明治以降に彼女が詠んだ歌は数多く残っていて、この歌もそのひとつである。商人や物乞いの人たちの声を聞いて詠んだ歌だ。 「すこしのあいだ、裕福であろうと貧しかろうと、たいした変わりがあるでしょうか。最後に行き着くところは、誰にも定めらないのですから」 この世にいる時間は「しばしこそ」。 はてしない、向こう側からのしばしの旅路である。 そう思えば、出会う人や目にするものすべて、出来事のひとつひとつがかけがえのないものだと思える。 どんな人と出会い、旅を共にするのか、ど…続きを読む
 
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