日々是食日 体と心が喜ぶ食の話
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ちからのある言葉
ちからのある言葉

日々是食日

食べることは生きること。生きることは、心と体が感じて動くこと。
体の声に耳をすませば、きっと応えてくれるはず。
日常のなかにあふれる喜怒哀楽をスパイスに、心と体が喜ぶご飯を召し上がれ。(テキスト/神谷真理子)

Topics

2019.09.04
昔、私の住む村には三軒の萬屋(よろずや)があった。今で言うコンビニである。中でもひときわ店内も広く、品数の多かった藤野商店、通称〝藤野さん〟が私のいきつけの店だった。 「おばちゃー…
2019.08.15
盆といえば、盆踊り。そして、バーベキュー。実家の夏の風物詩である。親族が集まる田舎の夏休みは、どこもそうたいして変わらないとは思うが、私の田舎では特に、この時期になると申し合わせた…
2019.08.01
ここだけの話。実は私、いま恋をしています。通りすがりの恋ではありません。おそらくずっと昔から、密やかに恋心を抱いていたのだと思います。思い出すだけで胸はきゅんきゅんと騒がしく、はぁ…
2019.07.19
いつだったか。昭和天皇か平成上皇か忘れたが、鯛やマグロなどの魚の目玉まわりを好んで召し上がると、新聞で読んだことがある。「え?天皇も?」と、驚きつつもニヤリとした。「私と同じじゃな…
2019.07.01
「元気?」突然の母からの電話に肝を冷やした。何事かと尋ねると、特に用事はないという。出先から、時間の合間にふと思い立ってかけてきたそうだ。父の声もする。「元気やで。そっちは?」「こ…
2019.06.20
梅の実が黄色く色づきはじめた。梅干し用にと買い置きしていた青梅である。去年はじめて作った梅干しがことのほか美味しかったので、今年も作ろうと思い、出始めのみずみずしい青梅を買って置い…
2019.06.02
ふと思い立って「断捨離」を始めた。といって、大そうなものではない。毎日、最低ひとつは何かを捨てることを自分に課したのだ。もともとモノが捨てられない性分。ほおっておけば、どんどんモノ…
2019.05.17
長芋をいただいた。7、80センチはあるだろうか。〝これぞ長芋!〟という立派な長芋、まるまる一本である。スーパーに売っているような、密封パックされた行儀よい姿ではない。土にまみれ、ヒ…
2019.04.30
あちこちで草花がにぎわう陽春から初夏にかけて、いつもの道も様変わりして歩くのが楽しい。こんなところに空き地があったのかと、人知れず咲く草花を見てそのことを知り、ふらりと寄り道してし…
2019.04.15
人の頭ふたつ分ほどもある漬物石を持ち上げようとしたその時である。腹に激痛が走った。ぱんぱんに膨れた臨月の腹を抱え込み、その場にしゃがみ込んだ。急ぎ運ばれた病院で、緊急の出産となった…

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