多樂スパイス
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Introduction

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。(テキスト/高久 多美男)

BLOG TarakuSpice Topics

美を愉しませる工夫
2018.09.28
石川県山中での取材のあと、県立九谷焼美術館を案内してもらった。私は正直なところ、九谷焼のファンではない。九谷に限らず、信楽、益子、備前、鍋島、伊万里、唐津など焼物のどの産地についても、「好きな作家かどうか」という視点で見ているため、特定の焼き物の産地に思い入れがあるわけではない。
ある魔法使いの仕業
2018.09.24
知人が立ち上げた「一般社団法人日本美術工藝協会」の依頼で石川県加賀市の山中を訪れ、蒔絵師の松山武司さんに取材をした。漆器の製作は分業がなされている。全体の工程を把握するため、挽物を専門に行なっている工房、下地塗りと上塗りを専門に行っている工房、そして指物師の工房に伺い、詳しい話を
尾瀬歩きとエナジーメラメラ
2018.09.20
これまで尾瀬にはあまり縁がなかった。行こうとしても、天気に恵まれない。昨年もそうだった。鳩待峠まで行ったが、雨天のため、やむなく断念した。しかし、今年はついに念願かなって尾瀬を歩くことができた。谷川岳を登った翌日である。鳩待峠から下ること約1時間、予想に反する景色が続いた。写真で
「世界を変えた書物」展
2018.09.16
東京都美術館で開催されている院展を見たあと、上野駅へ向かっている時だった。上野の森美術館の正面壁に、「世界を変えた書物」展と大きく掲示されている。磁力に引き寄せられるように近づくと、とんでもない書物が多数展示されていることがわかった。しかも、入場無料である!日本橋での待ち合わせま
谷川岳とかき氷
2018.09.12
聞くところによると、日本で最も死者の多い山は谷川岳らしい。群馬県と新潟県と福島県の県境にある急峻な山で、標高は1977メートル。なぜそれほど死ぬのかといえば、一ノ倉沢から登るルートはロッククライマー憧れの難所で、そこに猛者どもが挑み、落ちているというのだ。もちろん、私はそんな無謀
『扉を開けろ』余波
2018.09.08
昨年1月に刊行した『扉を開けろ』の主人公・小西忠禮さんの快進撃が止まらない。今夜、フジテレビの「27時間テレビ」に出演される。新渡戸稲造が愛したリッツというテーマのところで紹介されるという(18時55分から20時30分くらいの間に放映される予定)。思えば、本の大半はひっそりと姿を

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