多樂スパイス
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Introduction

自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。(テキスト/高久 多美男)

BLOG TarakuSpice Topics

スポンタネの厨房
2008.01.06
 京都へ行くと必ず寄る店がある。「ビストロ・スポンタネ」。 鴨川に沿った川端通りの宮川筋にある、こじんまりとしたフレンチの店である。 私は通常のテーブル席に座らず、いつも厨房に面したカウンター席に座る。もともとゲスト用にしつらえた席ではないのかもしれない。なぜなら、今までに他の客がそこに座っていると
 
読書する猫
2007.12.31
 拙著『多樂スパイラル』を読んだ人なら、捨て猫が我が家に拾われてきた経緯を覚えているかもしれない。枯れ枝のようにガリガリの子猫があらん限りの声で助けを呼び、ついつい拾い上げてしまったことから我が家の3匹目のペットになったのである。 海の日に拾われたので「海」と名付けられたその猫はしかし、今やご覧の通
 
ワサブローさん、ス・テ・キ♥
2007.12.22
 一昨日、『fooga』月号特集記事でご紹介するワサブローさんのリハーサル風景を撮影するために、世田谷の音楽スタジオを訪れた。 ワサブローさんは京都出身、パリ在住のシャンソン歌手。すでにフランスで30年以上も活動を続け、フランス政府からシュヴァリエを受章している稀有な日本人である。都内で行われるディ
 
イメージする楽しみ
2007.12.15
 プルーストの『失われた時を求めて』の中の名セリフ。「美しい女たちのことは想像力のない男たちに任せておけ」。 かなり婉曲に、想像力のない人はつまらない、と言っているのだと思う。 前回に続き、京都ネタを。 東寺の境内で、源頼朝や足利尊氏や豊臣秀頼や徳川家光などがその場にいた時のことを思いめぐらし、アブ
 
弘法大師の言葉
2007.12.09
 念願の東寺へ行った。 京都駅から南東へ向かって10分ほど歩くと、突如五重塔が姿を現した。平安時代(西暦800年頃)に創建された時は、平安京の真ん中を貫く大きな通りの入り口である羅城門の東に位置していたため、そのように名付けられることになった。一方、西側には西寺があったが、消失しているままだ。 唐へ
 
神戸「ル・アン」へ
2007.12.01
 半年ぶりに京都を訪れた。メインの用件は、いよいよ西原金蔵氏の本を作ることになったので、その打ち合わせのためと来年4月号に予定しているワサブローさん(シャンソン歌手)の取材である。 西原金蔵さんはパティシエとして全国的に名を知られているが、今までに著書を出していない。彼のレシピ集や作品集であれば、少
 
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