多樂スパイス
HOME > Chinoma > ブログ【多樂スパイス】 > 破綻後を考えよう

ADVERTISING

魂の伝承

破綻後を考えよう

2010.12.25

 来年度予算が決まった。

 史上最大の規模だ。昨年に続き、国債が税収を上回っている。今朝の新聞を読むと、「もう、限界」という記事が踊っているが、そういう論調の記事は10年くらい前から読んでいる気がする。

 私は数年の後、日本のシステムは破綻すると思う。「思う」ではなく、「100%破綻する」と言っていい。民主主義である以上、改善するのは不可能だ。いや、民主主義であっても、アメリカやヨーロッパの一部の国々はうまくそれを手なづけているが、日本人は民主主義を勘違いしているからこの制度のまま自力回復することは不可能だ。

 だから、そろそろ破綻後のことを考えて、覚悟を決め、それに対応することを考えるべきである。

 

 まず自衛隊を各都道府県に配置し、強権発動に対する暴動に備える。その上で、それまでのルールをすべてご破算にする。既得権益どころか、各人が持っている預貯金などは1割くらいしか残らないだろう。年金も退職金も保険もゼロ。公務員の数は半分以下になる。

 そういうところから、もう一度日本というシステムを再構築せざるをえなくなると思う。

 そして、外貨を稼ぐ国策会社を設立し、日本人の力を結集する。最低限の食料と原油を輸入する分だけ稼ぐのも大変だろう。街には失業者が溢れると思うので、一人当たり一日900円程度のミールクーポンを配布する。国民を食べさせるのは国家の最低限の義務だから。一食300円あれば、じゅうぶんだ。

 当然、それまでの政権はすべてを放り投げてどこかへ逃げてしまうにちがいない。皆、卑怯だから。そこで、覚悟のできている本物の政治家の出番となる。はっきり言って、超が3つつくくらいの貧乏クジだ。でも、誰かがやらねばならない。時代が要請しているのだから、そういう人物が必ず現れる。

 

 荒唐無稽だって? とんでもない。上の話はまだまだ甘い予測である。歴史を振り返れば、国が破綻するということがどういうことかわかる。本来はそんなもんじゃない。

 でも大丈夫。「人間本来無一物」だから。

 人は無一物で生まれてきて、無一物で死んでいく。

 しかしながら、生きている間にできることは無限にある。選択肢も無限。要するにどれを選ぶか、だろう。いろいろなことを想定して生きていれば、少しくらいの変化にはたじろがないはずだ。

(101225 第218回 写真は紅葉の落ち葉。新宿御苑にて)

 

 

 

 

 

 

ADVERTISING

Recommend

記事一覧へ
Recommend Contents
このページのトップへ