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シナ人と民主党政権

2010.10.03

 昨日、代々木のNHKスタジオパーク前に数千人が集結し、中国への抗議集会が行われた。国を憂う、多くの良識ある人たちが中国の驕慢な外交とそれに媚びへつらう日本政府に怒りの声を張り上げ、その後、シュプレヒコールをあげながら渋谷へと進んだ。

 プラカードや横断幕を抱えながら集団で歩くのは思考停止した左翼のようで、かなり恥ずかしい行為にちがいないが、そうも言っていられない。このまま中国の言いなりになれば、やがて日本はウイグルやチベットのようになってしまうかもしれないし、そうではなくても、誇りを失った卑屈な民族になってしまうことは避けられないからだ。

 

 海上保安庁の船に衝突してきた漁船の乗組員は、じつは人民解放軍の兵士だということがアメリカからの情報で判明したという。なるほど、やっぱりそうだったのか。どうりで奴らは漁民の顔をしていないと思った。

 釈放され、帰国した後、彼らは中国政府によってかくまわれている。もし、軍の兵士が他国の船に衝突していったことが国際社会にわかってしまったら、大きな問題になってしまうからだ。

 しかし、日本政府はそこを突かない。おそらく、そういうこともわかっているのだろうが、中国を刺激することは絶対にしない。

 なぜか? 我が身がかわいいからだ。保身と比べ、日本なんかどうでもいいと思っているからだ。日本がなければ、おのれの身分など消えてしまうこともわからず、ただ我が身を守ることに汲々としている。

 どうして日本はこんな国になってしまったのか。かの誇り高き民族は、いったいいつからこんな情けない民族になり果ててしまったのか。

 考えるだにおぞましい。

 中国はそういう日本を見抜いている。どんなに理不尽なことを高圧的に言っても、日本人はただ薄ら笑いをして、卑屈になり、最後は自分たちの言い分を聞くと知っている。自衛隊も日米安保も機能しないことを知っている。それは日本国憲法があるからだ。両手両足を自ら縛った人間が抗議しても、犬の遠吠えにもならないことをシナ人たちは知っている。おまけに日本のメディアが中国の代弁者であることも知っている。

 なぜ、日本のメディアはごていねいに中国のメディアをなぞって報道するのだろう。敵の言い分を再生産するのだろう。そういう意図もあってNHK前に集まったのだが、やはりNHKは昨日の抗議集会を報道しなかった。受信料なんか払っている場合ではない。

 

 一度、誇りを失った人間は、堕ちていくばかりである。「どうせ……」という投げやりな心があらゆる面に現れてくるからだ。だから、目先の経済的利益よりも大切なことがある。主張しなければいけない理由が厳然とある。金に目がくらみ、わずかな論戦も嫌うこの国の風土が、結局こういう事態を招いてしまったのだ。こういう状態のまま、次の世代にバトンタッチしていいのだろうか。まず、われわれは民主党政権を打倒しなければならない。あの政権がある限り、日本人は猛スピードで堕落する。しかし、自民党に戻れと言っているわけではない。あろうことか、谷垣は「船長をもっと早く釈放すればよかった」と言ったらしい。バカも休み休み言え! と言いたい。

 誇りを失った、つまり人間の尊厳を失った民族を待ち受けているのは退廃だけである。

「中国とは断交してもいい」「中国人は日本に来なくてもいい」「日本の技術をすべて引き揚げる」「おまえたちの野蛮な行為のすべてを国際社会に訴える」となぜ言えないのか。

 それを言えば、あの国は態度を変える。高圧的な態度では蹂躙できないということがわかれば、態度を軟化する。そういう連中なのだ、シナ人は。

(101003 第196回 写真は抗議集会に集まった人たち)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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