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中田宏のレジオンドヌール勲章

2010.03.06

 3月5日、中田宏氏が、フランス政府からレジオンドヌール勲章を叙されることとなり、フランス大使館での叙勲式兼カクテルパーティーに出席した。

 同勲章は、1802年、ナポレオンによって創設されたフランスの最高国家勲章であり、当時は国家に貢献した軍人を対象に叙されたが、やがて軍人以外にも対象が広がり、今ではフランス人以外も対象となっている。

 今回の受章理由は、「横浜市におけるフランス月間を創設するなど、横浜とフランスの関係を深めた」ことなどが挙げられていたが、私はちょっと違う見方をした。

 もちろん、そういう理由もあるだろう。しかし、どちらかと言えば、「こじつけ」と言えなくもない。

 本意は、「これから日本の指導者の一人となる中田氏と仲良くしたい」ということではないか。

 レジオンドヌール勲章は、フランスのファンを増やすためにうまく活用されている。外交上手のフランスの真骨頂を見る思いだ。

 受章後の中田氏のスピーチがふるっていた。フィリップ・フォール駐日フランス大使が同時通訳で聞き入る中、ワインよりも日本酒が好きであると述べたり、捕鯨問題でのフランス政府の態度に釘を刺すなど、スマートに自分の意志を表明していた。もちろん、日本とフランスが良好な関係を保っているということを述べた上でのことだが。

 

 もうひとつ感じたことは、フランス政府が外国人に叙勲するに際し、ひとつの筋が通っているということ。豊かな文化や芸術を背景にする国家から叙勲されたとなれば、悪い気はしない。これが中国だったとしたら、ありがたみはあるだろうか? せいぜい、中国共産党と利害関係があるんじゃない? と疑われておしまいだ。

 

 それにしても中田さん、立ち姿がキリッとしていて、じつに絵になっていた。

(100306 第153 写真は叙勲後のスピーチをする中田氏)

 

 

 

 

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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