日本志民会議広島フォーラム
2月11日、「よい国つくろう! 日本志民会議」広島フォーラムに参加した。
熱い! 広島は熱かった!
約600人の熱気に、上甲晃、山田宏、中田宏各氏らのメッセージが相まって、回天の動きは一気に加速した感がする。
聞けば、その数日前に行われた福岡でのフォーラムも素晴らしい盛り上がりだったという。
心ある国民は、今の政治にうんざりしている。まやかしと自己保身と問題先送りと優柔不断と院政による独断政治。亡国への路線、まっしぐらである。
私は鳩山由起夫という人は戦後歴代の首相の中で村山富市に次いでひどいと思っている。どこを輪切りにしても、総理の器ではない。仲良しクラブの会長あたりが関の山だ。
おそらく、民主党はダメだろうと思いながら、わずかな希望を託して民主党に票を投じた。しかし、こんなにも早く、ダメさかげんが露呈されるとは……。
今回のフォーラムで素晴らしいと思ったのは、4人の市民による活動報告だった。皆、60〜70代で、多くの収入はないはずなのに、役所には一切頼らず、自分たちの力で地域を良くしていこうという活動をしている。日本国中、依存心の塊になっているのに、なんと立派な! と感心した。こういう大人が少しでも増えることを願うばかりだ。
私は、いわゆる団塊の世代と言われる人たちが退職した後、どのようなライフスタイルに向かうのか、大いに興味を持っていた。彼らが豊富な経験を生かし、時間とお金と労力のわずかずつでも世の中のために使えば、日本は変わる、と思っていたのだ。
しかし、今はほぼ失望に終わっている。彼らのほとんどは、自分のためだけに時間とお金と労力を使っている。さすがは「自分勝手な世代」である。聞けば、クレーマーのほとんどもその世代だという。しっかりしてくださいよ、と言いたいところだが、若い時分に受けた教育が今でも災いしているのだろう。「高久さん、どんなに言ってもあの世代は変わりませんよ」と今まで何度言われたことか。
この国は早く世代交代しなければならない、そう思いを強くした。
広島で嬉しかったのは、多くの人が『Japanist』を読んでくれていて、口々に過分なほどの賛辞をいただいたことだ。
今となっては自分が誉められたいわけではない。あの志誌に共鳴する人が少しでも増えることが、世の中にとってプラスになると信じているのである。
(100214 第150 写真はスピーチする上甲晃氏。話を聞くたび、上甲氏の志の高さに頭が下がる)