多樂スパイス

猫の政治評論

2010.01.04

 我が家の猫は、政治評論家でもある。

 新年早々、民主党政権についてインタビューしたので、本人から許可をいただき、特別に掲載する。

 

──連立政権について、どう思うか。

海─ひどい! ひどすぎる。ネコの世界ではけっしてありえないこと。そもそも、社民党や国民新党に投票した人はごく少数のへそ曲がりだけです。それなのに、なによ、あの態度は。藤原道長にでもなったつもりじゃないの。社民党はもとをただせば、サンフランシスコ講和条約の時、日本の独立反対を唱えた政党。つい最近まで拉致問題はなかったと言っていた反社会的な政党。福島さんは眉間に縦ジワを刻んで、まるで弱いモノの味方のような口ぶりだけど、個人でどれだけ荒稼ぎしたか知ってる? 今の日本の税制であそこまで貯め込むのは、良心的な弁護士だったとは思えないわね。

 それに何? あの亀井というオジサン。デカイのは顔だけにしてよって感じ。いったいどれだけ国民のお金を使えば気が済むのかしら。気が狂っているとしか思えない。

──肝心の民主党はどお?

海─民主党? ひどい! なにがひどいって、あの総理大臣。目は宙をさまよっていて、挙動不審ぶりは見てらんないわ。話している内容はまるで空っぽで、感情はみじんも感じられない。結局、他人ごとよね。自分は安全圏にいて、国のことなんかこれっぽっちも考えていやしない。所詮、お金持ちのボンボン。歴代の首相の中でも村山富市に次いでひどいね。

──さんざんだね。

海─でも、民主党の若手には筋の良さそうな人材がけっこういるみたいね。今さら自民党に戻れやしないし。もう自民党は自己変革できる能力を失ってしまったからね。

 そう考えると、ワタシたち日本国民は不幸だわ。希望がないじゃない。でもね、そういう時に限って、すごい人材が現れるのよね。歴史が証明しているわ。

 

 というように、我が家の政治評論家はかなり辛口。

 

 ところで、この海の顔が変だって? そう、その通り。ラスタカラー(レゲエのイメージカラー)のブレスレットを頭に巻いて、ちょっと大きすぎる耳を畳んでもらったというわけ。

 何をされても一向に意に介さない海は、広い心の持ち主。それなのに、これだけ憤慨しているということは、相当ひどいってことね、今の政権。

(100104 第140回)

 

 

 

 

 

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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