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紺碧の将

人生はうまくいくようにできている

2018.06.18

 前掲・西原金蔵氏の取材原稿を書きながら、強烈に思った。どうして彼はあんなにも楽に、自由に生きているのだろう。どうして、ことごとくいい展開につながっているのだろう。

答えはもちろん、彼が自然体で生きているからにほかならない。そのことを表す彼の言葉を羅列してみよう。

 

「自分は甘やかされて育ったから、いつか必ず壁にぶつかると思っていた。でも、ずっと壁はなかった」

 いつか壁にぶつかると思いながら、いつも慎重にことを進めた。その結果、65歳まで壁らしい壁にぶつかっていない。ほんとうは壁にぶつかっているかもしれないが、本人は壁だと思っていなかったという可能性もある。

「菓子づくりの修業らしい修業をしたことがないのに、運良くアラン・シャペルさんに出会えた」

「経営学を学んでこなかったのに、お金の苦労はしたことがない」

 これは超弩級の真理だ。世の中は、その逆で溢れている。

「自分は運がいい。僕はささやかな喜びでも幸せを感じる」

 うまくいく原点なのだろう。

「原価計算はしない。それは売る側の都合だから。その代わり、まずは美味しいものをつくりたい」

 こういうふうに考えられる経営者がどれくらいいるのか。こういう境地から見れば、MBAを取得したなどという話はそのへんに落ちている石ころにも等しい。

「結婚式は仏滅の日にした。厄除けも関係ない。信心深くはないが、自分はなにかに守られている。自然に反しなければ、うまくいくと思っている」

 同感! 私も結婚式の日取りを決める時、「安くなるのなら仏滅がいい」と言った覚えがある。厄除けのことは考えたことさえなかった。

「手にしたいという気持ちを持ち続けると、向こうからやってくる」

「ふつうは努力が要るのに、望んだことはほとんど叶った」

「お客さんから功徳をいただいている」

「朝起きて、今日は嫌だなと思ったことがない」

 同感! 私もずっとそうだ。

 

当サイト「ちからのある言葉」で紹介した松下幸之助の言葉にもある。

「天地自然の理に拠っていれば、自然と成功するものだ」

つまり、よけいなことに惑わされず自然体で生きれば、人生はうまくいくようにできているということだ。

 

※悩めるニンゲンたちに、名ネコ・うーにゃん先生が禅の手ほどきをする「うーにゃん先生流マインドフルネス」、連載中。今回は「過去と未来と現在、その向き合い方」。

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/category/%E9%80%A3%E8%BC%89/zengo

(180618 第820回)

 

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