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美し人
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高貴なハーモニー

2009.05.31

 なんと高貴なハーモニーだろう。人は志が通えば、人同志の「気」によって絶妙なハーモニーを奏でるということを思い知らせてくれた。

 去る5月28日、杉並で催された「山田宏さんに結起を促す会」。「決起」ではなく「結起」という字をあてがったのはまさにドンピシャである。この国を覆う閉塞感が日に日に増すことに耐えきれなくなった一人の士の思いが大勢の同士を結集せしめ、ついに山田宏・杉並区長に直接メッセージを伝えるという快挙につながったのである。

 波動の源は、田口佳史氏。まず、自身の体験からこの国に深い思いを寄せていること、しかしながら名状しがたい事件が相次ぎ、もはや治癒能力を失ったのではないかと憂いていること、この逼迫した状況を打開すべく多くの政治家に謀るも誰一人動いてくれなかったこと……たった一人を除いては、という話を切々と語った。

 それを聞いた時点で、高久の魂はビンビンに震え上がり、「なんと高貴な志をもった方だろう」と感極まってしまった。

 続いて、登場した山田氏に向かって5、6人が熱いメッセージを浴びせる。懇願するような口調で、あるいは鼓舞するような言葉で。

 そして、山田氏の荘重な決意が述べられた。それはまさに過去累々と積み重なってきた日本人すべての魂の吐露にも聞こえた。よくぞ言ってくれた! と心の中で快哉を叫んだ。

 最後に再び田口氏が登場し、今後の具体的な行動を呼びかけ、懇親会へ。

 通常、100名を超える懇親会ともなれば、自分を売り込むチャンスとばかり「自己PR」に熱心な人たちが散見されるものだが、この時ばかりは違っていた。皆、自分のことはさておき、山田氏をもりたてようと心を一にしたのだ。そういう場に居合わせることの清々しさをなんと表現すればいいのだろう。

 会場を後にする時、えもいえぬ満足感に浸った。田口さん、ありがとうございます、山田さん、お願いします、と何度も反芻しながら。

「大丈夫! ニッポン人は」

 そう確信した夜であった。

(090531 第101回 写真は会場内の看板。ちなみにこの体育館、卓球の愛ちゃんが巣立ったところだそう)

 

 

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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