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紺碧の将

台風一過、『Japanist』第35号

2017.10.22

 今年の天気はどうも変だ。夏は太陽が隠れ、秋になったと思ったら雨ばかり。おまけに23日は大型台風が巻頭直撃。

 台風が去った頃、『Japanist』の発送作業が終わる。

 

 前号の表紙は、海の光景をソリッドに描いた日本画、今号はノスタルジックな干し柿の絵。いずれもが「日本」らしい。

 巻頭対談は、ベネッセミュージアムの立ち上げから参画し、その後、金沢市長に請われて金沢21世紀美術館の館長になった秋元雄史氏。現在は東京藝大美術館の館長兼教授を務めている。

 文化の成熟とはどういうものか、それが進むにつれてどのような変化が社会に現れるかなどを語っていただいた。

「ジャパニストの美術散歩」では、若き陶芸家・辻村塊氏を紹介している。「えい、ままよ!」とばかり、仕上がりを自然に委ねた豪快な花器など、他の誰でもない、まぎれもなく「辻村ワールド」を築いている。陶芸と釣りをやっていれば幸せという彼の創作観とは?

 今号から連載が始まった日本画家・齋正機氏の「父と僕の記憶鉄道」はそのタイトルの通り、鉄道の機関士だった父と故郷の思い出を叙情豊かに描いている。表紙の作品も齋氏によるもの。絵と文章がみごとに調和している。

「転換期のキーパーソン」では、全国の幼稚園・保育園など幼児教育の施設向けに、遊具や教材などさまざまな商品を提供する株式会社ジャクエツの代表・徳本達郎氏を紹介している。同社は創業100年以上の老舗企業。幼児教育に関する深い思いを語っていただいた。

 その他、他誌にはない独特の記事を掲載している。ご購入は、本サイトのオンラインストアにて。

(171023 第761回 写真上は表紙、下は辻村塊氏の作品)

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