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日本よい国記念日

2009.05.02

 2009年4月19日。

 皆さん、この日を覚えておいてほしい。しっかり脳裏に刻んでおいてほしい。後世、日本が変わるきっかけとなった日として語り継がれることになるかもしれないから。

 「あの日にすべてが始まったんだよね」「あの日に日本は反転運動に切り替わったんだよね」「山田宏と中田宏って一字ちがいだよね」……。

 「日本よい国」構想研究会第1回目のフォーラムが神宮外苑の日本青年館ホテルで開催されたのである。

 同研究会は『Japanist』創刊号でも触れたが、杉並区長・山田宏氏が提唱し、中田宏氏、中村時広氏(松山市長)らが研究員として名を連ねるグループである(正式には一般社団法人)。

 目的は言わずもがなであろう。こんな体たらくになってしまった日本をなんとかするための活動を始めようではないか、ということ。

 山田宏著『「日本よい国」構想』という本を読んだ方なら、この挑戦がいかに崇高で、情感に満ちあふれ、論理に裏付けされているかわかろうというもの。

 はっきり言って、現在国の舵取りをしている政治家たちや地方議員のお粗末さとは雲泥の差である。どうして同じ「政治家」という職業なのに、彼我の差がでてくるのか。人間は奧が深いと思う。

 まずはじめに代表の山田宏が講演を行い、次いで中田宏のナビゲーションのもと、山田・中田・中村3氏のディスカッションが行われた。くしくも3氏とも圧倒的有利と言われた現職を相手に戦い、勝利を収めて地方自治体の首長に就任し、数々の成果をあげている。理知的・情感的な山田、パッショネイトで機転の早い中田、ユーモアで包みながら、その実必殺の改革をなしとげる中村……と、それぞれの個性のちがいが現れ、あっという間の2時間弱であった。泣き、笑い、感動した。

 ところで私は若い時分、日本青年館にたびたび通い、ロックコンサートにしびれた。トーキング・ヘッズなど、武道館を満席にはできないが、そこそこは集められるという個性的なアーティストたちの公演会場と言えば、日本青年館、新宿の厚生年金ホール、渋谷公会堂、中野サンプラザあたりだったが、あれから20年以上過ぎ、ロックコンサートではなく政治的な集会に参加するというあたり、いかにも人間的に成長した感があると見せかけて、どっこい今でも大音量でロックを聴いている。今朝もロキシー・ミュージックのLPを聴いたばかりだ。50になったのに、今でも「くだらない大人にはなりたくない」と思い続けている。

 そう言えば、ついに私の名前が横浜市議会の質問に出たそうだ。喜んでいいのか、あきれ果てていいのか……。まったくヒマな政治家がいるものだ。市民の大切な税金を使って活動をしているのだから、もう少しマシな質問をしてはもらえないだろうか。お願いしますよ。

(090502 第97回 写真はフォーラムの3氏ディスカッション)

 

 

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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