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経営のお手本と宮島・広島城

2015.05.31

厳島神社 取材のため、広島を訪れた。一昨年の『Takenoko』、昨年の『Souji』に続く、第3弾ムックのためだ。今回は、同社(株式会社マルコシ)の50周年記念の節目に合わせて発行される。一人ひとりの取材時間は短いとはいえ、17人の方にお話を聞き、あらためて木原伸雄氏が積み上げてきた偉業に感銘を受けた。

 社会(地域)に根ざす、優良な顧客を持続的に得る、社員の質を上げていくなど、企業が好業績をあげながら継続していくために必要なことを徹底的に、かつ独自の方法で構築し続けている。経営のお手本といっていい。これを続けて、業績が悪くなるはずがない。そう言い切れるくらい経営の王道に徹している。
 詳しくはここで書いてしまうわけにはいかないので、8月1日に発売されるムック(木原氏の発案により『Kizuna』と決定)をご覧いただくか、あるいは6月の多樂塾にご参加を(笑)。

 広島は何度も訪れているのに、これまで宮島へ行ったことがなかった。
 余談だが、私は子供の頃、切手を集めていた。切手図鑑を眺めては、少ない小遣いのなかから、次はどれをゲットしようかと思いを巡らしていた。だから、「日本三景」も脳にインプットされていた。松島、天橋立、そして宮島。宮島がどこにあるのかわからなかったが、すこぶる風景がいいところなんだろうと思っていた。
 宮島口からフェリーに乗り、神々の棲む宮島へ。平清盛が造営した海上に浮かぶ社殿が目に飛び込んできた。その前に有名な鳥居が立っている。潮の満ち引きによって、風景が変わっていく様子が素晴らしい。地球は呼吸をしているのだということがわかる。
広島城

 翌朝、広島城へ行った。天守閣その他、広島は原爆で一気に丸焼けになってしまった。だから、当時のまま現存している歴史的遺産はあまりない。しかし、一方、都市計画がきちんとなされ、じつに整然とした街になっている。街路樹の数は全国の都市のなかでも有数だろう。
 広島城は、なんといってもお濠が広いことに驚かされる。毛利輝元、黒田如水、福島正則など名将が居城としてきただけに、堂々としている。城は人間と同じように、風格があるかどうかが重要だ。
 では、風格はどのようにして醸し出されてくるのか。こればかりは、意図的に出せるものではない。たゆまず人物鍛錬を続けていく、これしかあるまい。
(150531 第559回 写真上は厳島神社、下は広島城)

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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