邪魔したい勢力の思うつぼ
下村博文文科大臣が違法献金疑惑について、国会で追及されている。
こういう騒動を見るたび、「はは〜ん」と思う。「カネの問題にしてしまえば、なんらかの改革を阻止したい人はじつに効果的に成果をあげることができるのだな」と。
「歴代の文科大臣でもっとも優れた人物」と評価の高い下村大臣を失脚させたい人は誰だろう。それは、考えずともわかる。今、大臣が推進している道徳教育を阻止したい連中だ。日教組であり、共産党であり、その他の左翼勢力だろう。
はっきり言って、いま、民主党が国会で追求していることは、「制限速度50キロのところを51キロで走っていただろ!」と言っていることと同じだ。1キロオーバーとはいえ、法律違反には変わらない。膨大な数にのぼるであろう献金のルートを、政治家本人が正確に把握するためには、政治の仕事を辞めて、朝から晩までひとつひとつの政治資金の出自を明らかにしなければならないくらい時間がかかるはずだ。にもかかわらず、国民は「カネの問題は徹底的に追求しろ」と後押しをする。まんまと騙されているのだ。改革を阻止したい人たちにとって、国民を騙すことなどお茶の子さいさいだ。こうして、また一人、志のある人が舞台から去っていく。
いったい、日本人はいつまでこんなことを続けるつもりだろう。日頃、政治に関心がないから、世の中の全体像が目に入らないのだ。
抵抗勢力はいつの時代も存在する。だからこそ、国民が賢くなり、真実は何かと考える必要があるのでは?
この騒動で下村大臣が辞任したり、道徳教育の推進を緩めることにでもなれば、まさしく敵の思うつぼだ。
右上の写真は、下記のYouTubeより拝借。
https://www.youtube.com/watch?v=it2EzuIxFRw
(150322 第549回)