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6歳の『Japanist』

2015.01.18

No.24 表紙&表4 『Japanist』の構想が固まって作業に着手したのが2008年暮れ。気がついたら6年以上が過ぎ、もうすぐ第24号が完成する。

 なにごとも思いつきで始まることは簡単。しかし、続けるのは容易ではない。仕事も学びも人間関係も同じことが言えると思う。
 そういう意味では、第一関門突破というところだろうか。

 今回の巻頭対談のゲストは、きものスタイリストの石田節子さん。
 吉永小百合さんや樹木希林さんらのきものスタイリストを長年続け、 日本橋浜町に「らくや」という着物の店を展開している。
 石田さんの人生は、まさに無為のなせるわざといっていい。自然体で目の前のことに一所懸命に取り組んでいるうち、なにものかに導かれるように今の境遇にいたったようだ。先日、多樂塾に参加していただき、そのあたりのお話を存分に聞かせていただき、その場が湧いた。日々、愉しくやるべきことをなさっている石田さんは、まさしく「人生の達人」。
 ちなみに、石田さんを取り巻く方々が、銀座かねまつホールで「きものスタイリスト四人展」を開催する。石田さんは今や絶滅の危機に瀕した国産繭にも力を入れており、今回は富岡市の協力のもと開発した純国産繭100%の反物「富岡紋織」などをキャンバスにし、きものスタイリスト師弟四人(石田節子さん、秋月洋子さん、杉山優子さん、斉藤房江さん)がデザインした染めの着物を発表するとのこと。
 会期は1月21日(水)から27日(火)まで。
  「美術散歩」では、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんをご紹介。
 緻密で大胆な作品は海外の多くの美術館に永久収蔵されている。 国産にこだわりをもっている点は、石田節子さんの思いとも重なる。
 「Leader of Japan」では、東洋思想家の田口佳史氏の教育に賭ける思いと、 国民運動を紹介。
  「転換期のキーパーソン」では、「良い会社に投資する」を主旨に、 多くの人の共感を得ている鎌倉投信に密着。
 「日本人のモノづくり」では、「町工場の娘」として会社を再生させたダイヤ精機の諏訪貴子さんに肉薄している。
 また、「旨い純米酒を求めて」では、昭和42年から無農薬・無肥料の自然農法米を使った酒造りをしている木戸泉酒造(千葉県いすみ市)を紹介。粗悪な酒でも造ればすぐに売れた時代に、あえて手間とコストのかかる酒造りに挑戦した先代社長の思いを継ぐ、素晴らしい酒蔵だ。
 他にも読み応えのある記事が満載(と自画自賛)。
 興味のある方は、当サイトよりお申し込みください。
植木寛子展 ※本誌第12号でご紹介したガラス作家の植木寛子さんが銀座三越のギャラリーで個展を開催している。展示ブースには『Japanist』も展示。会期は20日(火)まで。ご本人もいらっしゃるので、「ナマの植木さん」に会いたい人はぜひ。
(150118 第540回 表紙は折り紙をモチーフにした須藤玲子さんの作品『プリーツ』)

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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