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紺碧の将

2013年を振り返って

2013.12.31

何も見たくない海 「今年はどんな一年だった?」と海に訊かれた。

 「ここ十数年、今年が今まででいちばんいい年だったと思いながら大晦日を迎えているけど、今年もそうだったよ」

 「それは幸せ者ね。おそらく、私を田んぼのあぜ道で拾ってからますます運が向いてきたんじゃない?」

 「あ、そうかも! とすると、おまえは幸運の雑種ネコだったんだ」

 「雑種はよけいよ」(プンプン)

 

 という会話の後、海は爆睡状態に入った。

 たしかに今年は大きくものごとが動いた一年だった。新宿御苑近くにマンションを購入し、家族が一堂に会したこと(宇都宮市の自宅もときどき使っているが)、神楽サロンで毎月1回、多樂塾を開講したこと、初めてアフリカの大地に立ったこと、再び一人で『Japanist』の編集をすることになったこと、禅僧で禅庭デザイナーの枡野俊明氏への取材をきっかけに、禅語を覚え始めたこと(現在、152本。毎日朝夕、思い出しては紙に書いている)、『 高粱の一粒 』や『Takenoko』を編集したこと、百田尚樹氏に取材したこと、年末には好きな作家・内海隆一郎氏にお会いできたこと(次号より連載開始予定)、第3回目の「ジャパニストの集い」を開催し、田口佳史先生をお招きできたことなど、特筆すべきことが多々あった。

 また、北アルプスの蝶ヶ岳に登ったことや安達太良山にリベンジしたこと、再びジョギングを始めたことなど、体力の衰えを最小限に食い止めようという涙ぐましい(?)努力も継続中だ。

 来年もいくつかの本の執筆や編集があり、構想は膨らむばかりだ。台湾にも取材で行ってみたいと思っている。

 今年1年間、ご愛読ありがとうございました。

 読者の皆様にとって、来年も良い年でありますよう願っています。

 (131231 第477回 写真は夢の中を散歩中の海)

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